「ポケモンGO」、運転中はポケモンが出ずポケストップも回せなくなる

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「ポケモンGO」を提供するNianticは7日、一定以上の速度で移動中は「ポケストップ」を回すことができなくなるよう、世界中で一斉に仕様を変更しました。背景には運転中の相次ぐ事故が原因にあると考えられています。

運転中にゲームを起動するメリットはほぼゼロに

これまでにも、時速40km以上での移動中はポケモンが出現しなくなる仕様に変更されていることが明らかとなっていましたが、ポケストップを回してゲーム内で使えるどうぐやたまごを入手することは可能でした。
 
しかし、今回の仕様変更ではそれらも入手できなくなるため、高速で移動中にはゲームを起動するメリットが実質的になくなることになります(たまごや相棒ポケモンは時速10km以上の移動では距離カウントされない)。

背景には日本で立て続けに起きている事件

今回の変更は世界中で一斉に行われたとされていますが、Nianticが同変更を決定した理由には、運転中の「ポケモンGO」プレイによる、日本国内での相次ぐ事件があるのは間違いありません。
 
このところ、日本国内では同ゲームによる死亡事故について禁錮1年2ヶ月の判決が下されたほかにも、小学生がはねられて死亡する事件が起きたり、バスの運転手が運転しながらゲームをプレイしている動画が話題となったりし、「ポケモンGO」を運転中にプレイできないようにするべきだという要望が高まっていました。
 
これで割を食うのは、電車や車の助手席でルールに従って「ポケモンGO」をプレイしている人たち、そして何よりNiantic自身でしょう。ハロウィンイベントデイリーボーナスなどでユーザーのログイン率を向上させようと尽力している同社ですが、今回の仕様変更がゲーム離れを一層後押ししてしまう可能性は高そうです。
 
 
Source:毎日新聞
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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