米AT&T、Time Warnerを買収!「土管化」脱却への一手となるか

    AT&T Time Warner

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    アメリカの通信大手AT&Tは、現地時間10月22日、Time Warrner社の買収を正式に発表しました。CNNやHBO、映画のWarner Bros.を傘下に持つ巨大コンテンツ企業を獲得したことで、「土管化」脱却の有効な一手となる可能性もあります。

    Appleも交渉していたTime WarnerはAT&Tが買収

    AT&TによるTime Warner買収は、数日前から確実視されていました。以前、Time Warnerの買収を検討していたとされるAppleも、買収交渉の行方に強い関心を持って見守っていたようです。
     
    CNNやHBO、映画のWarner Brothersを持つメディア企業であるTime Warnerを総額854億ドル(約8兆8,650億円)で買収したことで、AT&Tは携帯電話などのサービス利用者に、豊富なコンテンツという付加価値を提供可能となります。

    携帯キャリアの「土管化」脱却への有効な一手となるか!?

    世界の携帯電話キャリアは、iPhoneなどスマートフォンの普及により自社のサービスに付加価値が提供できず、他社のコンテンツを流すだけのいわゆる「土管化」が進み、経営上の課題となっています。
     
    AT&Tが、Time Warrner買収により手にした豊富なコンテンツをいかに活用し、世界の通信キャリアが抱える「土管化」からの脱却という課題につなげられるか、世界が注目しています。
     
    また、AT&TとTime Warner両社の最高経営責任者(CEO)は、今回の買収発表に際して以下のビデオメッセージを公開しています。
     

     
     
    Source:AT&T, Bloomberg
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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