iOS10にバグ!ロックしたままiPhone内の写真が丸見えに!(ただし特定の場合)
iOS10で、特定の条件を満たした場合に、ロック画面から指紋認証やパスコード入力なしで写真が見えてしまうバグがあることがわかりました。
iOS10でロックしたiPhoneの写真が丸見えに!
指摘されているiOS10のバグは、ロック解除の前にしていた操作によっては、ロック解除しなくても端末内の写真をすべて見られてしまう、というものです。
YouTubeチャンネルのEverythingAppleProが、現在公開されている最新版のiOS10.0.3と、最新のベータ版であるiOS10.1ベータ5ともに同様の問題がある、と動画で指摘しています。
問題の再現に成功!以下がその手順
筆者もiOS10.0.3をインストールしたiPhone7 Plusで問題が再現できたので、以下に手順をご紹介します。
- まず、ロック解除した状態で、「時計」アプリを開きます。
- 「アラーム」タブを開き、右上の「+」マークからアラームの新規設定に入ります。
- 「サウンド」を選択し、「曲を選択」をタップします。
- 「ミュージックを選択」画面で、検索ウインドウに適当な文字を入力します。
- 入力した文字をタップし「全選択」を選び、次に「共有」を選びます。
- 共有先を選択するポップアップで「メッセージ」を選択します。
- 新規メッセージ作成画面に入るので、宛先に適当な文字列を入力、「+」をタップします。
- 連絡先検索画面に切り替わるので、「キャンセル」します。
- 宛先の文字列が緑色に変わるので、その文字列をタップします。
- 「新規連絡先を作成」を選びます。
- 「写真を追加」をタップします。
- 「写真を選択」をタップします。
- 写真の選択画面が出るので、この状態でスリープスイッチを押して端末をロックします。
- ロック状態のiPhoneで、コントロールセンターから、「時計」アプリを呼び出します。
- ロック状態(画面最上部にカギのマークが表示されている)のまま、端末内の写真が全て見られるようになっています。
一般的な使い方では問題なさそう
この方法を使うと、たしかにロック画面から端末内の写真を見られる可能性はありますが、ロックする前にかなり複雑な組み合わせの操作をしている必要があるため、一般的な使い方で問題が発生する心配はなさそうです。
念のため、ロックする前に、この手順にあるような写真の検索などの操作はしないほうがいいでしょう。
以前のiOSバージョンも、同様の方法でロック画面から連絡先にアクセスできる問題などが見つかっていましたが、いずれもアップデートで対応されていることから、今回の問題も遠くないうちに対処されると考えられます。
以下が、Everything Apple Proの公開した動画です。
Source:EverythingApplePro
(hato)