Samsung、営業利益見通しを大幅に下方修正―Galaxy Note 7終了受け

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大惨事となったGalaxy Note 7の回収・販売終了を受け、Samsungは12日、第3四半期の営業利益見通しを約34%下方修正すると発表しました。

販売終了に伴うコストを反映

営業利益見通しを5兆2,000億ウォン(4,600億円)に引き下げたことについて、Samsungのスポークスマンは「Galaxy Note 7の終了に伴う直接的コストを反映させた」と述べ、回収や別機種への交換、返金などによって、営業利益が約34%減少する予定であることを明らかにしました。
 
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同社は当初、今期の営業利益見通しを7兆8,000億ウォン(約6,700億円)としていました。なお大半のアナリストは、今回のリコールや販売終了が4,000億円ほどの損失をもたらすと見ています。

最終的な解決はまだずっと先

ただし、問題はこれで終わりではありません。
 
今後数ヶ月間は発火などの報告が続くと見られているほか、二次災害による補償の必要もでてきます。またブランドイメージの悪化は免れず、同社の他スマートフォンや、次期フラッグシップモデル「Galaxy S8」や「Galaxy Note 8」に影響が及ぶのは必至で、米メディアThe Wall Street Journalは、ユーザーがSamsungの別機種への交換ではなく返金を望む傾向が読み取れるとしています。
 
投資企業IBK Securitiesのアナリストであるリー・スンウ氏も、「モバイル部門における営業損失が第3四半期では小規模ながら発生するだろう」としています。仮にそうであれば、同事業部門は2011年にGalaxy Noteが登場して以来、初の四半期での損失を計上することになります。
 
 
Source:WSJ
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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