Siri開発者たちの次世代アシスタントAI「Viv」、Samsungに買収される

viv siri

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Samsungは6日、音声認識によるパーソナルアシスタント企業「Viv」を買収したと発表しました。VivはiOSに搭載されているSiriの開発に携わった人物らが立ち上げたサービスです。

Siriを作った人物らが手掛けたViv

Vivの開発を手がけているダグ・キットラウス氏、アダム・チェイヤー氏、そしてクリス・ブリガム氏は皆、Siriの開発に携わっていた人物です。2010年にSiriがAppleによって買収された後、彼らはSiriが単純化されたことに納得がいかず、「自分たちがやりたかったことができない」としてAppleを退社、改めて「オリジナルのSiri」を追い求めるべくVivを立ち上げました。
 
5月にデモストレーションが行われた際、Vivは「3週前の木曜日、シアトルで雨は降っていた?」「明後日の17時以降、ゴールデンゲートブリッジの付近で華氏70度(摂氏約21度)以上の暖かさになる?」といった演繹が必要な複雑な質問にもなんなく回答、「行間を読める」ことを示し、その能力に高い注目が集まっていました。
 

 
事実、今年の始めにはGoogleやFacebookなどがVivに対して関心を示していました。今回のSamsungによる買収額は明らかとされていませんが、Siriが2億ドル(200億円)であったことを思えば、同程度かそれ以上の額である公算が大きいでしょう。
 
奇遇にも先日、Googleは同社の次世代スマートフォンPixelにのみ搭載されるアシスタントAIを発表、他のAndroid端末との差別化をアピールしていただけに、SamsungのViv買収によって、今後もベンダー各社が独自に展開するパーソナルアシスタントシステムの競争は一層激しさを増しそうです。
 
 
Source:9to5Mac
(kihachi)

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