Googleの新スマホPixel XL、ベンチマークでiPhone7を大きく下回る
Googleが現地時間4日に発表したばかりの最新スマートフォンPixel XLのベンチマークテストの結果が公開され、iPhone7のベンチマークを大きく下回ることがわかりました。
AppleInsiderによると、PixelとPixel XLのベンチマークテスト結果は9月末から公開されていましたが、製品発表後に公開された数値とそれほど変わらないことから、発表前の数字も誤報ではなかったようです。
マルチコアでiPhone6sと同レベル?
最新のベンチマークテスト結果を見ると、Pixel XLのマルチコアのスコアは4,100前後、シングルコアは1,650前後となっています。
これに対し、iPhone7/7 Plusはマルチコアが5,500前後、シングルコアが3,400前後と、Pixel XLを大幅に上回っています。
ちなみにiPhone6sはマルチコアのスコアが4,100前後、シングルコアが2,500前後です。
ベンチマークは処理能力を完全に示すものではありませんが、ハードウェアの単純な処理能力の比較の目安にはなるといってよいでしょう。
ベンチマークテストは遅いコアを測定か
Googleの新スマートフォンは、Pixel、Pixel XLともにSnapdragon 821クアッドコアプロセッサを搭載、2個のコアのクロックスピードは2.15GHz、もう2個のコアは1.6GHzとなっています。RAMは4GBです。
この数字を見る限りでは、ベンチマークは速度の遅いコアのほうを測定しているようにも見えますが、はっきりしたことはわかりません。
AppleのiPhone7はA10 Fusionプロセッサを搭載、2つのコアは高性能、もう2つのコアは高効率で、高性能コアのクロックスピードは2.34GHzです。iPhone7とiPhone7 Plusのベンチマークについては、すでにGeekbenchやAntutuのスコアが公開されており、その非常に高い性能が話題となっています。
Source:AppleInsider
(lunatic)