Siriの開発者が作り上げたパーソナルアシスタント「Viv」、高度な質問に次々と回答

Siriの開発者たちが9日、新たにパーソナルアシスタント「Viv」のデモを世界で初公開しました。
複雑な質問文でも理解可能!
Siriの開発者たちが同サービスで出来なかったことを実現した次世代パーソナルアシスタント「Viv」の初披露が9日、ニューヨークで開催されました。
同デモでは、クリエイターであるDag Kittlaus氏が「3週前の木曜日、シアトルで雨は降っていた?」「明後日の17時以降、ゴールデンゲートブリッジの付近で華氏70度(摂氏約21度)以上の暖かさになる?」など複雑な質問を「Viv」に向かって問いかけますが、問題なく回答が行われました。
Siriより賢い「Viv」こそ本来のSiri?
今のSiriでは答えられない問題も回答出来る「Viv」の能力は、Kittlaus氏によれば「ダイナミック・プログラム・ジェネレーション」とでも呼べるもののお陰であり、現在の科学技術をもってすればユーザーの意図を汲み取ることも可能だそうです。
彼らが開発したSiriは、アップルによって買収される段階で、外部アプリなしでも単独でチケットを購入したり、レストランを予約したり、タクシーを呼んだりすることができる機能を失いました。スティーブ・ジョブズ氏の死後、オリジナルSiriの開発メンバーの多くはアップルを退社、改めて「Viv」で彼らのやりたかったことを成し遂げようとし、ひとまずここまでこぎつけたというわけです。
今後はマイクロソフトの「Cortana」のように、サードパーティ製のアプリとしてiOSやAndroidで機能を発揮することになりますが、Kittlaus氏によれば「(「Viv」は)オリジナルのSiriに近い」とのこと。iOSで動く日が待ち遠しいですね。
Source:MacRumors
(kihachi)