iPhone7、iPhone6sほど売れない〜KGI予測
Apple関連の情報の正確さに定評のあるKGI証券のアナリスト、ミン-チ・クオ氏が、年内のiPhone7販売台数予測を上方修正しました。しかし「iPhone6sより売れない」との見方は変えていません。
売上予測を上方修正したが
クオ氏は2016年末までのiPhone7売り上げ予測を、当初の6,500万台から7,000万〜7,500万台へと上方修正しました。主な理由は、競合するSamsungのGalaxy Note 7がバッテリーの爆発事故によりリコールになったことと、iPhone7 Plusのデュアルカメラが人気を集めているため、と述べています。
しかしクオ氏は、米大手キャリアT-MobileがiPhone7/7 Plusの予約数はiPhone6/6 Plusの4倍以上であると述べていることや、在庫がないという報告について、「市場の需要をそのまま反映するものではない」とコメント。キャリアの売り上げが多いのはプロモーションが影響(割引など)しているためであり、また初期在庫がなくなったのは、第一次発売国が増え、各国に出荷される初期台数が減ったためだと説明しています。
またiPhone7 Plusの品不足状態については、60〜70%程度という、人気色ジェットブラックの歩留まりの悪さも影響しているようです。
年末までに1億台出荷という予想も
つい最近では、ドイツの調査会社GfKが、iPhone7はiPhone6sの時に比べ、年率ベースで売れ行きが約25%下回っていると予測していることを示す、内部向けレポートが流出しており、クオ氏の予測もこれに追随するものです。
一方IBK Investment & Securitiesのアナリスト、イー・ソンウ氏は、韓国のAppleサプライヤーがiPhone7発売前に、8,000万〜8,500万台分の部品を発注、最近ではこれを17〜25%増やしており、年末までに1億台を出荷する計画である、としています。
Source:AppleInsider
(lunatic)