【注意】手持ちのSuicaをiPhone7に移行すると、それまでのカードは使えなくなる!

iPhone7やApple Watch Series 2からはApple Payを使った様々な決済が日本でも使用可能となります。しかし、交通系ICカード「Suica」をiPhone7に対応させると、それまで持っていたカードが無効化される仕様であることが分かりました。
iPhone7に移行したら今までのカードは使えない
SuicaをApple Payに登録するには、iPhone7の上にSuicaカードを載せるだけで済みます。しかし、Apple製品に詳しいジャーナリスト林信行氏によると、カード情報を端末内に追加するというよりも、正確には「移行させる」とでも言ったほうが正確であるようです。
iPhone 7のSUICA対応、Felicaチップが搭載されるのは日本で発売されるiPhoneのみ(なので海外のiPhoneはNG)。iPhone 7で今持っているSUICAにタッチすると全データが移行しiPhoneがSUICAに(以後プラスチックカードは使えなくなります)。
— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2016年9月7日
.@ShinsukeKomatsu それはJR東日本ルールです。1SUICA1端末で移行できず。なのでデータ移行直後からプラスチックカードも使えなくなります。
— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2016年9月7日
彼によれば、あくまでも技術的な問題ではなく、JR東日本によって決められた「仕様」とのこと。したがって、SuicaユーザーはiPhone7にデータを移行してからは、iPhone7をICカードとして使う必要が出てきます。
よって、「1SUICA1端末」ルールのもとでは、Apple Watch Series 2とiPhone7は同じSuicaを使うことができず、どちらも使いたい場合は、それぞれ新規登録を行わなければならないそうです。
つまり、iPhoneとペアリングして情報を共有するのではなく、Apple Watch Series 2にも単体でNFCチップが搭載されているということなのでしょう。
ちなみにアップル最新製品でのSuica対応ですが、iPhone 5以降とペアリングしたApple Watch Series 2でも大丈夫なそうです(つまり、Apple Watch単体でSuica情報取り込める?)
— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2016年9月8日
iPhoneのバッテリーが切れてしまったら?
さて、ここで1つの疑問が生じます。もしiPhone7のバッテリーがなくなってしまったらどうするのでしょうか。
幸いなことに、ニュースサイトEngadgetの取材によると、バッテリー残量がゼロになっても時刻や日付がリセットされていないように、iPhone内に残った電力で改札は通れるとのことです。
「基本的には、(Androidスマホ等にすでに提供中の)モバイルSuicaと同じイメージ。電池が切れてもしばらくは使える。ただ可能であれば充電して使っていただくことになる」(JR東日本広報部)
Suicaが正式にiPhone7で利用可能となるのは10月下旬頃となります。毎日の通勤や登校に一体どのような変化が起きるのか、今から楽しみでなりませんね。
Source:Twitter,Engadget
(kihachi)