【解説】iPhone7/7 Plus 自分に合うモデル選びのポイント

iPhone7/7 Plus ジェットブラック

iPhone7 iPhone7 Plus
 
いよいよiPhone7/7 Plusが発表され、9日より予約受付が開始されました。2年縛りが終わり機種変更を考えている人も、ガラケーからこれを機に乗り換えを考えている人も、iPhone7/7 Plusのどちらがよいのか、今使っているiPhoneとどう違うのかの判断が難しいのではないでしょうか。そんなお悩みの参考になるよう買い替えガイドをまとめました。

iPhone7ってどんな端末?

iPhone7/7 Plusがどんな端末となるか、スペックをおさらいしてみましょう。
 

  • 【速報】9日予約開始、16日発売!iPhone7/7 Plus スペックまとめ
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    では、iPhone7かiPhone7 Plusのどちらがよいか、さまざまな用途を想定しながら考えていきましょう。

    サイズ:自分の手の大きさ、使用感で決める

     

  • 片手で操作したい、少しでも軽いほうがいい → iPhone7
  • 大画面でゲームアプリや読書を楽しみたい → iPhone7 Plus
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    iPhone7シリーズは、iPhone6s/6s Plus同様に、4.7インチのiPhone7と5.5インチのiPhone7 Plusの2モデルです。4.7インチであればなんとか片手で操作することもできますが、女性は手が小さく、5.5インチはもちろん、4.7インチでも大きいと感じる可能性があります。
     

    iPhone4 iPhone5s iPhone6 iPhone6 Plus

    左からiPhone4、iPhone5s、iPhone6、iPhone6 Plus ― Photo by aHMAD MOHD HANIF (Flickr)


     
    Plus系の5.5インチとなると、片手で操作するのが難しいため、両手を使う場面が増えます。もちろん画面が大きい分、画面の小さい端末と比べて重量もあるため、例えば寝る前にiPhoneをいじる際に不便かもしれません。
     
    またiPhoneでは主にゲームアプリを楽しんだり、電子書籍を読んだりすることが多い場合は、片手で操作できるほうが良いため、iPhone7 PlusよりもiPhone7のほうが良いといえます。しかし画面が大きいほうが迫力がありますし、本を読む場合も読みやすいため、自分の用途に合わせて判断しましょう。
     
    どちらが自分に合っているのかは、実際に店頭などで触ってみることがおすすめです。iPhone7/7 Plus発売直後は店頭には展示されていない可能性がありますが、サイズ感を調べるには旧機種のiPhone6s/6s Plusを触ることで参考になるでしょう。

    ストレージ容量:写真や動画、アプリや音楽の使用頻度

     

  • 写真や動画をよく撮影する、マメにデータを整理する → 32GB、128GB
  • 写真や動画をよく撮影する、あまり整理はしない → 128GB、256GB
  • 写真や動画はあまり撮影しないが音楽やアプリが多い → 128GB、256GB
  • 写真も動画も撮影しない、電話など最低限の機能のみ → 32GB
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    iPhone7シリーズでは、iPhone6sシリーズ同様に4Kビデオ撮影ができることに加え、iPhone7 Plusではデュアルカメラが搭載されており、解像度の高い写真となるため、そのぶん容量を圧迫することになります。
     
    iPhone7/7 Plusのストレージ容量は32GB、128GB、256GBとなっています(新色のジェットブラックのみ128GBと256GB)。従来のちょうど2倍となる容量ですが、普段からiPhoneのデータ整理をしていないとすぐいっぱいになるでしょう。
     

    iPhone 容量

    データ整理していないと128GBでもすぐいっぱいに


     
    主にストレージ容量を圧迫するのが、音楽ファイルやゲームなどの容量の大きなアプリ、また写真や動画です。日常的にiPhoneで写真や動画を撮影する人で、撮りためたデータをパソコンなどに移さない場合は、32GBの容量ではつらいかもしれません。128GBまたは256GBを検討するとよいでしょう。
     
    写真や動画はあまり撮らないけど、音楽をたくさん入れている、またはアプリをたくさん入れている場合も、空き容量に注意しましょう。最近のゲームアプリは、そのアプリひとつで1GBを超えるものもあります。
     
    現在自分が利用している端末で、どんな使い方をしているか、どれほど容量を消費しているかをあらかじめチェックしておき、購入の際の参考にしましょう。

    カラー:早めに入手したいなら、人気の色は避ける

     

  • 新しいカラーには人気が集まる = すぐに在庫切れとなる
  • できるだけ早く入手したい場合は、新色など人気色は避ける
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    iPhone7/7 Plusを発売日当日に入手したい場合は、人気のモデルを避けることが重要です。従来のiPhone発売時を参考にすると、ストレージ容量の大きいモデル、そして新しいカラーが特に人気を集める傾向にあり、在庫切れとなりやすいです。
     
    例えばiPhone5sの発売時は、従来はブラックとホワイトしかなかったカラーバリエーションに、新たにゴールドが追加されました。このゴールドモデルは、発売してしばらくはどこに行っても在庫切れという状態が続いていました。
     

    iPhone 5s在庫

    iPhone5s発売直後の在庫。新色のゴールドはすべて在庫切れに

     
    オンライン予約を行う場合でも、少しでも出遅れると選択したカラーが入荷するまで待たなければいけません。タイミングや選んだカラーによっては、自分よりも遅く予約した人のほうが、在庫が豊富なカラーを選んだために自分より先にiPhone7/7 Plusを入手する可能性もあります。
     
    iPhone7/7 Plusでは、新色としてジェットブラック、ブラックが追加されています。おそらくこの2色に人気が集まるため、こだわりがないのであれば、新色に比べて在庫が多いとみられる従来のカラーを選びましょう。


    iPhone旧機種からiPhone7/7 Plusにするとどう変わる?

    iPhone4~iPhone6s Plusの旧機種からiPhone7/7 Plusへの機種変更を検討の方に、参考となるよう各機種ごとのスペック比較を掲載しました。
     

  • iPhone7/7 Plusとスペック比較!iPhone6s/6s Plus編
  • iPhone7/7 Plusとスペック比較!iPhone6/6 Plus編
  • iPhone7/7 Plusとスペック比較!iPhone5/5s編
  • iPhone7/7 Plusとスペック比較!iPhone4/4s編
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    どの旧機種をご利用でも共通していえることですが、新機種に変わることでアプリの導入や写真・動画の撮影など、これまでとiPhoneの使い方も変わると思います。そのためストレージ容量の面では、現在利用中の端末よりも小さいモデルへの移行は推奨しません。
     
    内蔵ストレージ容量はあとから増やすことができないため、空き容量不足に陥った場合は、保存されているデータを整理する必要がでてきます。そのあたりを考慮して検討しましょう。
     
     

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    この記事を書いた人

    前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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