アップル、中国に初の研究開発センターを建設か

インド 研究開発センター アップル

インド 研究開発センター アップル
 
アップル中国研究開発センターを新設することが、CEOであるティム・クック氏の口から明らかとなりました。中国ではアップルによる初の大規模研究施設となります。

中国では初!アップルの研究開発センター

スマートフォン市場の飽和傾向を明確に見せている中国ですが、ティム・クック氏が4ヶ月で2度も訪中しているあたり、それでもなおアップルにとっては重要な市場なのでしょう。同氏は訪中した際、副首相である張高麗(Zhang Gaoli)氏と会談し、年内にも研究開発センターを国内に新設するつもりであることを明らかにしました。
 
同センターは、中国におけるエンジニアとオペレーション・チームを統合するばかりでなく、協業パートナーや大学などとの関係をより深めるための場となることが明らかにされており、かなり大規模なものとなる見込みです。米メディアCNBCは、中国国内にととまらず、アジア太平洋広域を視野に入れる施設になるのではないかとみています。

中国で円滑にビジネスを進めるためにも

研究開発センターを建設することの背景にはもちろん、中国における影響力を一層強め、自社サービスを滞りなく展開したいという思いがあることは想像に難くありません。
 
文字どおり締め出されてしまったグーグルやFacebook、独占禁止法をちらつかされているマイクロソフトなどに比べれば、状況は「まだマシ」と言えるかもしれませんが、アップルもiTunes MoviesやiBooks Storesといったサービスの停止を余儀なくさせられています。
 
なおアップルは最近も、中国の配車サービス企業Didiに10億ドル(約1,000億円)を出資しています。
 
 
Source:CNBC
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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