Apple出資の中国版Uber「Didi」、中国でのUber事業を買収

中国版Uber「Didi」が、中国におけるUber事業を買収する計画であると、米Bloombergが報じています。
買収額は350億ドル
Uberが100%所有するUber Chinaには、百度(Baidu)、Alibaba、Tencentが出資者として名を連ねているほか、Appleも10億ドル(約1,030億円)を出資していると伝えられています。
Bloombergは、DidiによるUber Chinaの買収額は350億ドル(約3兆6,000億円)と報じています。Didiは買収について正式なコメントを発表していません。
利益の出ていない配車サービス事業
Bloombergが入手した、Uberのトラビス・カラニックCEOのブログには、UberもDidiも中国において数十億ドルを投資しているもののどちらも利益が出ておらず、事業を継続し利益を出すために吸収合併を決めた、と記されている模様です。関係者によればUberは中国で20億ドル(約2,060億円)以上の損失を出しています。
Appleはコード名「プロジェクト・タイタン」という電気自動車開発プロジェクトを推進しており、Didiへの出資も自動車開発と関係があるのではないかと噂されています。
最近では「Apple Car」の発売が2021年へとずれ込むという情報が流れたほか、同開発の責任者のポジションに、MacBook AirやiPad、iMac、最近ではApple Watchの開発を率いたボブ・マンスフィールド氏が就くとも伝えられています。
Source:Bloomberg via MacRumors
(lunatic)