噂の「Apple Car」、Teslaの副CEOを引き抜いて開発していることが判明
アップルがTeslaの元副CEOであるChris Porritt氏を雇い入れ、Apple Carに向けて「スペシャルプロジェクト」を企画していることが分かりました。
頓挫したかと思われたApple Carだが
Apple Car開発プロジェクト「Titan」の中興の祖とも言えるSteve Zadesky氏が突然辞職したことに加え、ジョナサン・アイヴ氏が同プロジェクトの進捗に対して苛立ちを見せるなど、一時は頓挫したかに思われたEV(電気自動車)の開発ですが、昨年の時点でTeslaから元副CEOのChris Porritt氏を引き抜いていたことが分かりました。
Porritt氏はTesla以前にも、Land RoverやAston Martinなどで数十年間キャリアを積んできた生え抜きのエンジニアで、Teslaでも有名な「Model S」や「Model X」といったEVの開発に大きく貢献してきました。
役職は謎に包まれている?
昨年末の人事が今になって発覚したことからも分かるとおり、同氏のアップルでの役割はもちろん秘密となっています。ただ事情通によれば、「スペシャルプロジェクトのPDアドミニストレータ」という権限で、先述した「Titan」の中核となっているのではないかと目されています。
年明けにTeslaのCEOであるElon Musk氏が半ば苛立ち気味に「アップルがEVを製造していることは公然の秘密」「千人のエンジニアを雇うようなことになれば、隠し通すことは難しい」と発言したことが話題となりましたが、こうして振り返ってみると彼の発言の裏にはPorritt氏の人事が関係していたのかも知れません。
Source:Mac Rumors
Photo:Motor Trend
(kihachi)