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iPhone7のサプライヤーとしてこそTSMCにお株を奪われてしまったものの、まだまだチップメーカーとしてサムスンの存在感は失われていません。サムスンは新たに10nmプロセスでのチップ生産を2016年後半に開始すると発表しました。
iPhone7に搭載予定のA10チップは、台湾のファウンドリであるTSMCが16nmプロセス技術で生産すると目されており、A9チップを同社とマルチファウンドリ体制で受け持ったサムスンは除外された格好となりました。さらに悪いことに、供給元としての立場を失ったことで米ファウンドリのGlobal Foundriesとの契約も解消されるなど、サムスンの今後のチップ開発能力に疑問を持つ声も出ていました。
それだけに、従来よりも大幅な小型化や省電力化を実現する10nmプロセスでのチップ生産を実現させたことは、改めてサムスンがTSMCの牙城を崩す可能性が出てきたことを意味します。
ただ、2016年度後半での生産開始となりますが、TSMCもまた今年後半に10nmプロセス技術での生産を開始させることをすでに明らかにしているほか、2017年には7nmプロセスも視野に入れているとあり、これをもってサムスンが一歩リードしたというわけにはいかないのが難しいところですね。
Source:Apple Insider
(kihachi)
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