端末の実質0円禁止、auも違反を自己申告
総務省は、携帯端末の行き過ぎた割引を無くすよう、通信キャリア各社に対してガイドラインの遵守を守るように求めていますが、これに対してauが違反を自己申告していたことが明らかとなりました。
各社には引き続き、端末購入補助の適正化を求める意向
端末の購入補助については、これまで過剰なキャッシュバック等が行われてきた歴史がありますが、4月1日以降、こうした問題が起こらないよう、総務省からガイドラインが発表され、キャリア各社は是正を求められてきました。
しかし、ソフトバンクは実質0円またはそれ未満となるようなキャンペーンを発表(15日で終了)したり、NTTドコモも実質0円に限りなく近い実質負担金となるキャンペーンを発表するなど、早速総務省から行政指導を受ける結果となっていました。
これまで、大手キャリア3社の中ではauのみがこうした指導の対象とはなっていませんでしたが、本日総務省が高市総務相の閣議後記者会見の概要を発表した中で、auはガイドラインへの違反があったことを申告し、自主的に是正するという報告を総務省に対して行っていたことが明らかとなりました。
担当課から同社に対して口頭で、再発をしないように伝えたとのことですが、これで大手キャリア3社はすべてガイドラインに対して違反していたこととなります。
NTTドコモの新料金プランは歓迎
昨日、NTTドコモが新料金プランを発表しました。
新料金プランは、2年経過後に違約金なく解約できるコースの新設や、長期利用割引の拡充を行うなど、利用者の多様なニーズに応えて、長期利用者の負担を一定程度軽減するものとなっているため、高市総務相はこうした料金の親切を歓迎したいと説明しています。
Source:総務省
(クロス)