品薄状態が続くiPhone SE、今年は1,500万台売れると強気の試算が登場
2016年度におけるiPhone SEの売り上げは、1,500万台ほどになるのではないかとの観測が登場しています。
見通しを上方修正
調査会社RBC Capital MarketsのアナリストAmit Daryananiは8日、iPhone SEは本年度に1,500万台売れ、売り上げは68億ドル(約7,300億円)になるだろうとし、実店舗やオンラインストアで同端末の品薄状態が続いていることはアップルにとって良い兆候だとの見解を示しました。
なお、Daryanani氏はiPhone SEのリリース前にも予測を打ち立てており、初年度となる今年の販売台数は1,000万台、売り上げは55億ドル(約6,000億円)になると発表していました。ただし、この時は平均販売価格を550ドル(約59,000円)と見立てており、実際には399ドル(約43,000円)であったことから上方修正を行うのは当然とも言えます。
大きなサイズのiPhoneシェアを奪うほどの勢い
彼の新たな見方に従えば、アップルは2016年にiPhone5sとiPhone SEの4インチディスプレイiPhoneで4,000万台を売り上げ、ともするとiPhone6sやiPhone6s Plusといった、大きなディスプレイサイズのiPhoneの販売シェアを奪ってしまうのではないかとのことです。
これまでiPhoneで維持してきた40%前後の利益率を下げて35%にしてまで、お得感をウリにしているiPhone SEですが、4インチディスプレイの受容ともあいまって、ひとまずアップルの戦略は成功したと言えそうですね。
Source:Apple Insider
(kihachi)