iPhone6s風の4インチ「iPhone6 SEを作ってみた」工程が公開
発売されたばかりの4インチモデル、iPhone SEを分解してiPhone6s風のボディに移植し「iPhone6 SE」を作った様子が公開されました。高度な技術スキルの無駄遣いとも言える作業をご紹介します。
「iPhone6s風の『iPhone6 SE』を作ってみた」
発売される前には、iPhone6風になるともiPhone5風のデザインになるとも両方の噂が飛び交っていたiPhone SEは、実際には2013年発売のiPhone5sと同じデザインで発売されました。
これに失望した(?)ドイツメディアのComputer Bildが、iPhone SEと同じスペックで最新のデザインをまとった「iPhone6 SE」を作り、その工程を公開しました。
ボディは中国の怪しいサイトから調達
「iPhone6 SE」を作るには、4インチでiPhone6風デザインのボディが必要です。これはiPhoneの偽物パーツを販売する中国の怪しげなネットショップで、約2,000円と格安で販売されています。
ボディを入手したら、専用の精密工具を使ってiPhone SEを分解し、中国から届いたiPhone6風ボディに移植していきます。といっても、ほぼ隙間なくパーツが詰め込まれたiPhone SEの部品を組み付けていく作業は容易なものではありません。
Computer Bildは、「移植作業には熟練のエンジニアでも2時間を要した」として「iPhoneの分解作業に詳しくないと失敗する」と、素人が安易に手を出さないよう注意しています。
また、iPhoneを分解した場合、買ったばかりでもAppleの保証対象外になり、仮に元通りに戻したとしてもAppleにはわかってしまうだろう、とも注意喚起しています。
「iPhone6 SE」完成!ただしボディの品質は劣悪
移植作業が完了すると、「iPhone6 SE」の完成です。ただし、格安の偽物パーツだけあってボディの品質は相当低いことは覚悟が必要です。ボタンは押しにくく、Lightningやヘッドホンの端子はズレており、背面カメラのレンズはアンテナラインに食い込んでおり、Appleロゴはシールを貼っただけです。
Computer Bildは、出来上がりについて「普段使いにはいいかもしれない」とコメントしていますが、作業のリスクを考えると、真似するのはやめておいたほうが良さそうです。
Computer Bildのサイトでは、「iPhone6 SE」制作の様子が動画でも公開されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
Source:Computer Bild
(hato)