シャープ、鴻海傘下入りで契約合意

シャープ 鴻海 買収 合意 契約

シャープ 鴻海 買収 合意 契約
 
シャープは本日、台湾EMS大手の鴻海傘下に入ることを正式に決定し、両社は午後に当該事項について契約を締結しました。

互いの強みを活かし、戦略的提携を進めると力強く宣言

長きに渡った交渉の末、ついにシャープが鴻海の傘下に入ることが正式に決定しました。
 
シャープは2月24日に、鴻海の出資案を受け入れる事を決めていましたが、決定直前とも言える状況の中で巨額の偶発債務が存在することが発覚し、契約は延期となっていました。
 
その後、偶発債務の額は想定よりも小さいことが判明し、鴻海は出資額を減額しつつもシャープの買収に前向きな姿勢をみせ、両社の交渉は継続されてきました。
 
3月30日に鴻海がシャープに対し、当初発表していた額よりも1,000億円ほど減額した3,888億円を出資して買収することを正式に発表し本日の正式調印に至っています。
 
産経WESTによれば、シャープの高橋社長は今後の両社の強力なタッグの展望について、以下のように宣言しています。
 

鴻海の郭台銘会長は世界最大のEMS(電子機器受託製造サービス)を一代で築いた企業家です。強みは、洗練された商品を世界展開できることです。シャープと互いの強みを生かして今後、戦略的提携を進めていきます。シャープは支援を得て財務体質を改善し、投資を進めます。今後も世界に新しい価値を提供していきます

 
Appleをはじめとした様々な大手メーカーの製品組み立てを引き受ける、世界最大のEMS企業鴻海と、一時はその”シャープ”な着眼点を武器に世界を席巻した日本メーカー、シャープがコラボした、今後の活躍が期待されます。
 
 
Source:読売新聞,産経WEST,AV Watch
(クロス)

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