鴻海のシャープ買収が正式決定!出資額は1,000億円減の3,888億円

Sharp

Sharp
 
注目されていた巨額買収がついにまとまりそうです。
 
『朝日新聞』は、台湾EMS大手の鴻海が本日、シャープに3,888億円を出資して買収することを正式に発表したと伝えています。

当初予定よりも長引いた買収、ついに決着へ

政府系ファンドの産業革新機構と鴻海の両社によるシャープへの出資提案については、2月25日にシャープが鴻海案を採用することを決めましたが、その後シャープの偶発債務発覚等により、当初の想定よりも買収が長引いていました。
 
しかし、ついにその状況に終止符が打たれます。鴻海は、2月時点より出資額を1,000億円減らしたものの、3,888億円を出資してシャープを買収すると発表しました。さらに、シャープも本日の取締役会において、鴻海傘下に入ることを正式に決め、4月2日に正式契約して大阪で会見を開くことを決定しました。
 
『朝日新聞』は、鴻海が本日台湾で会見し、戴正呉副総裁が「シャープを再び世界の電子産業のリーダーとし、世界的企業としての栄光を取り戻す」と語ったことを伝えています。

日本であまり聞き馴染みのない「鴻海」という企業について

iPhone Maniaにおいて、何度も名前の挙がる鴻海ですが、同社はApple製品をはじめとした精密機器の組み立てで世界シェア首位の企業であり、今後シャープのブランディングをどのように行っていくのかに注目が集まります。
 
シャープはスマートフォン用のディスプレイ製造に定評がありますが、鴻海はこうしたシャープの強みを活かしてどのように事業を展開していくのでしょうか。
 
 
Source:朝日新聞
(クロス)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

特集

目次