鴻海、シャープに対する出資を減額か

Sharp

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国内メーカーのシャープは、経営再建策の一環で、台湾EMS大手の鴻海傘下に入ることを社内決議しましたが、両社の協議はいまだ平行線をたどっています。
 
交渉は長期化する方向ではあるものの順調に進んでいるという報道や、鴻海がシャープの財務面を今一度しっかりと見極めているといった報道で二分していますが、『読売新聞』は鴻海がシャープに対する出資を減額するのではないかと報じています。

潜在的な債務リスク、将来の業績に対する不安を加味か

鴻海によるシャープの買収にやや暗雲がさしてきました。
 
『読売新聞』は、鴻海はシャープの偶発債務に対する懸念や、業績の先行きに対する不安から、出資額を減額するのではないかと伝えています。同メディアによれば、鴻海は、シャープが新たに発行する普通株式を1株あたり118円で買い取る計画を検討していましたが、関係者によると、価格を下げる意向であるとしています。
 
企業買収では、人材面や金銭面、経営状況など総合的に判断する部分が多く、こうして長期化することはあまり珍しくはありませんが、鴻海は以前にもシャープに対する増資を見送った過去があるため、今回もその二の舞いにならないかが注目されます。
 
シャープが鴻海の傘下になれば、iPhoneやiPadの液晶にシャープのIGZOディスプレイが採用されるなどの可能性も考えられるだけに、Appleのファンとしてはなかなか楽しみな部分です。
 
 
Source:読売新聞
(クロス)

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