Intel、iPhone7向けLTE通信モデムチップの3~4割を供給か

    Intel_7360_LTE

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    2016年の発売が見込まれるAppleの「iPhone7」向けLTE通信モデムチップについて、Intelがその30%から40%を供給するとの情報が浮上しました。残りの60~70%はQualcommが供給すると見られています。

    Qualcommへの依存度を減らす

    証券会社CLSA Securitiesのアナリスト、Srini Pajjuri氏は、この動きはQualcommへの依存度を減らすのが目的であるものの、関係を完全に断ち切ろうとするものではなく、その翌年には再びQualcommの供給比率が増えるだろうと予測しています。
     
    IntelがiPhone7の通信モデムチップを受注したという情報は、昨年10月に『Venture Beat』が報じています。同記事はIntelがLTE通信モデムチップ「XMM7360」供給準備のため、1,000人以上の人員を投入したと伝えていました。

    iPhone7では通信速度がさらに高速化

    Intelによれば、XMM7360はLTEでは下り通信速度最大450Mbps、上り最大100Mbpsを実現しています。iPhone6sは4G LTE-Advancedに対応、LTEでの下り通信速度が最大300Mbpsに達していますが(iPhone6は最大150Mbps)、もしiPhone7がIntelのXMM7360を搭載するなら、通信速度は大幅に高速化することになります。
     
    現在iPhoneのLTE通信モデムチップは、すべてQualcommが供給しています。
     
     
    Source:NDTV via MacRumors
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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