世界ノートPC出荷、Appleがシェア10%超えで躍進!VAIOはランキングから消滅
市場調査会社TrendForceの発表によると、2015年の世界のノートPC市場は前年比で縮小するなか、Appleのシェアが10%を超え、前年の6位から4位へと躍進したことが分かりました。一方、東芝やVAIOといった日本メーカーの地位低下も目立ちます。
減少傾向の世界のノートPC出荷台数 Appleは6位から4位に浮上
TrendForceが発表したデータによると、2015年の世界のノートPC出荷台数は1億6,440万台で、2014年の1億7,550万台から減少しています。2016年の予測では1億5,920万台と、今後も減少傾向が進むとみられています。
2015年のシェアトップはヒューレット・パッカード(HP)の20.5%、次いでLenovoの19.9%、Dellの13.7%、そしてAppleが10.34%で続いています。上位3メーカーは2014年と同じ順位でしたが、Appleはシェア9.3%の6位から、10.34%の4位へと躍進を遂げ、ASUSやaserを抜き去っています。
2015年4月に発売された、薄くて軽い12インチのMacBookが支持を集めたことが要因とみられます。
MacBookシリーズの中でも人気の高いMacBook Airは、今年、大規模リニューアルが図られ、11インチモデルが廃止され13インチと15インチのラインナップになるとみられています。
目立つ日本メーカーの凋落。「VAIO」はランキングから姿消す
一方、日本メーカー勢は、2014年にはシェア6.6%だった東芝は、2016年には1.6%まで落ち込むことが予想されているほか、「VAIO」(ソニー)は2014年に0.6%で9位にとどまっていたものの、2015年の集計では「その他」に含められ、ランキングから消えてしまっています。
Source:TrendForce
(hato)