Microsoft Office 2019 for Macが7月13日以降に編集不能へ

office 2019

Office 2019 for Macを購入したユーザーにとって、残念なお知らせです。Microsoftは、現地時間2026年7月13日以降、一部のOfficeアプリでファイルの編集、保存、新規作成ができなくなると案内しています。対象となるアプリは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteです。

Microsoftによると、影響を受けたアプリは「機能制限モード」となり、ファイルを開いたり、表示したり、印刷したりすることはできますが、編集や保存、新規作成はできなくなります。

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Office 2019 for Macはすでにサポート終了済み

Microsoftは、2026年5月15日付けで公開した「Office 2019 for Mac のサポートの終了」という資料の中で、Office 2019 for Macのサポートが2023年10月10日に終了していると説明しています。

同社はサポート終了の理由について、「Office 2019 for Macは、ほとんどのMicrosoft製品と同様に、新機能、バグ修正、セキュリティ修正などを提供するサポートライフサイクルを備えており、このライフサイクルは通常、製品の最初のリリース日から5年間続く」と説明しています。

また、今回の問題については、Officeライセンスの検証に使われる証明書が関係していると説明されています。Microsoftは、ファイルそのものやデバイスの安全性には影響しないとしていますが、Office 2019 for Macは必要なバージョンに更新できないため、更新や再インストールでは解決できません。

ユーザーに残された選択肢とは?

Office 2019 for MacユーザーにMicrosoftが提示している主な選択肢は、次のとおりです。

  • Microsoft 365のWeb版をブラウザで使用する
  • Microsoft 365のサブスクリプション版に移行する
  • Office 2024 for Macを購入する

Microsoft 365のWeb版は無料で利用できるため、費用を抑える選択肢にはなります。ただし、筆者の経験上、デスクトップ版のOfficeと比べると、操作性や安定性の面で物足りなさを感じる場面があります。

買い切り版ユーザーからは不満の声が上がっている

Office 2019 for Macは買い切り版として販売されていたため、「一度購入すれば使い続けられる」と考えていたユーザーにとって、今回の対応は納得しにくいものとなりそうです。

海外の掲示板やMac関連コミュニティでは、今回の対応を「実質的な機能停止」と受け止める声や、買い切り版ソフトのあり方に疑問を投げかける声も出ています。

オフラインなら使い続けられるのか?

Office 2019 for Macをインターネットに接続しない状態で使い続ければ、影響を回避できるのではないか、という見方もあります。ただし、Microsoftが公式に案内している回避策ではなく、確実に使い続けられる保証はありません。

仮にオフライン状態で利用できたとしても、クラウド同期やメール添付ファイルのやり取り、オンラインストレージとの連携などは大きく制限されます。現実的には、デバイスを文書作成専用機のように運用する必要があり、多くのユーザーにとって実用的な解決策とはいえないのではないでしょうか。

買い切りソフトの「所有」とは何か

Adobe製品などと同様、ソフトウェアのサブスクリプション化は年々進んでいます。今回のOffice 2019 for Macの件は、買い切りソフトであっても、証明書やライセンス認証の仕組みに依存している限り、ユーザーが完全に所有しているとは言い切れない現実を突きつけています。

2019年頃のMacといえば、MacBook Air Retinaディスプレイモデル、MacBook Pro(13インチ)、MacBook Pro(15インチ・16インチ)、iMac Retina 4K/5K、Mac Proなどが該当します。これらのMacは、買い替えずにまだ十分使っているユーザーも多いはずです。それだけに、同じ頃に購入したOffice 2019 for Macが2026年7月に実質的な閲覧専用状態となることには、「買い切り版とは何だったのか」と感じるユーザーも出てきているようです。

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