M6搭載MacBook Pro向けOLEDの試作を今年末に実施、2026年末に発売へ

M6チップを採用する見通しのMacBook Proに搭載するOLEDディスプレイについて、2025年末に試作を行い、2026年第2四半期(4月〜6月)に量産を開始すると、韓国メディアThe Elecが伝えています。
M6搭載MacBook Proは、2026年第4四半期(10月〜12月)に発売される可能性が高いようです。
Samsung Displayが独占供給の見込み
M6搭載MacBook Pro向けOLEDディスプレイの担当サプライヤーは、Samsung Displayです。
このOLEDディスプレイは、iPhoneやiPad向けOLEDディスプレイを製造中の第6世代OLEDディスプレイ製造ラインではなく、新たに整備した第8.6世代(2,290 x 2,620ミリ)OLEDディスプレイ製造ラインで試作および量産が行われる見通しです。
ガラス基板サイズが大きな第8世代OLEDディスプレイは、第6世代OLEDディスプレイよりも製造コストが安くなる見通しです。
ディスプレイサイズは14インチと16インチ
M6搭載MacBook Pro向けにSamsung Displayが製造するOLEDディスプレイは14インチおよび16インチとのことですので、ディスプレイサイズは現行モデルと同じということになります(14.xインチなど、1インチ以下のサイズは異なる可能性があります)。
M5搭載MacBook Proは現行モデルと同じミニLEDディスプレイを搭載し、2025年末〜2026年初頭に発売されるとの情報(予想)がありますので、MacBook Proはほぼ1年おきに新型に切り替わることになりそうです。
M6搭載MacBook Proはデザイン刷新と噂
AppleはM6搭載MacBook Proでディスプレイ種別を変更するだけではなく、筐体のデザイン変更なども実施するとの噂があります。
- TSMCの2nmプロセス「N2」で製造されるM6を搭載
- ミニLEDディスプレイではなく、OLEDディスプレイを採用
- フロントカメラ周りのデザインが、ノッチからパンチホール(ピンホール)に変更
- 筐体を薄型化
MacBook AirがOLEDディスプレイを搭載する時期は?
Appleは、早ければ2027年にMacBook AirにもOLEDディスプレイを搭載することを計画していたようですが、現在は実現する見込みがたっておらず、2029年に延期されたとThe Elecが伝えていました。
Source:The Elec
Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X