MacBook Pro向けOLEDか〜Samsungが展示、2026年に量産開始予定

Samsung Displayが、2025年5月20日から23日まで開催されているCOMPUTEX TAIPEI 2025 において、ラップトップなどに適した第8世代OLEDディスプレイを初公開したと、韓国メディアThe Elecなどが伝えています。
このOLEDディスプレイが、2026年モデルのMacBook Proに搭載される可能性があります。
最低1Hzの可変リフレッシュレートを採用
The Elecは、Samsung Displayは第8世代OLEDディスプレイの量産を2026年に開始することを計画していると報告しています。
この酸化物-TFT-OLEDディスプレイの製品名は「UT One」で、UTは超薄型を意味するUltra Thin、Oneは最低リフレッシュレートが1Hzの可変リフレッシュレートに対応していることから命名されたと、The Elecは説明しています。
消費電力、重さ、厚さをそれぞれ30%削減
Samsung DisplayはUT Oneについて、ガラス基板を採用、薄膜封止(TFE:Thin Film Encapsulation)により、消費電力と重さおよび厚さがそれぞれ30%削減されると説明しています。

具体的な重量削減効果として、2枚のガラスパネルで構成された一般的なリジッドOLEDと比較し、ラップトップ向けOLEDディスプレイのサイズでは約50グラムの軽量化が実現する見通しです。
なお、UT Oneの量産は、忠清南道牙山市(アサン)に整備される第8.6世代(2,290 x 2,620ミリ)OLEDディスプレイパネル製造ラインにて行われる見込みです。
MacBook Pro(2026)がOLED採用しデザイン刷新
Appleは2026年モデルのMacBook Proでディスプレイ種別を、ミニLEDバックライト採用液晶ディスプレイからOLEDディスプレイに変更、フロントカメラはパンチホールデザインを採用し筐体は薄型化されM6シリーズを搭載すると噂されています。
このOLEDディスプレイはSamsung Displayが供給すると噂されていますので、UT Oneが2026年モデルのMacBook Proに採用されるのを前提としている可能性はかなり高いと考えられます。