iPhone向けOLEDディスプレイの60%をSamsung Displayが供給か

iphone18 pro color AH

サプライチェーン関係者の情報として、iPhone向けOLEDディスプレイのおよそ60%をSamsung Displayが供給する見通しだと伝えられています。こうした状況が続けば、中国BOEにとって厳しい展開となりそうです。

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かつてはBOEの供給拡大が見込まれていた

Appleは部材調達先の多様化によって仕入れコストを抑える戦略を進めており、その結果として、Samsung DisplayとLG DisplayからのOLEDディスプレイ調達枚数は減少し、BOEからの調達枚数は増加すると以前は予測されていました。

当時の見方では、この時期にはBOEのiPhone向けOLEDディスプレイ供給枚数がLG Displayを上回る可能性もあるとされていました。

BOEは品質問題と信頼低下で苦戦

しかし、Dynamic Island周辺で発生した光漏れに起因する品質問題に加え、Appleに報告しないまま設計変更を行っていたことが明らかになったことで、BOEからAppleへの供給枚数は低迷が続いているとみられています。

Samsung Displayは安定供給で存在感を強める

一方で、品質面での評価が高く、大量受注にも安定して対応してきたSamsung Displayの出荷枚数は増加傾向にあります。

今後のApple製品でも供給拡大が続く可能性

今後の製品についても、iPhone18 Proシリーズ向けOLEDディスプレイはLG Displayと分担供給になる見通しですが、折りたたみiPhoneや、OLEDディスプレイへ移行すると噂されるiPad mini、さらにOLEDディスプレイを採用すると見込まれるM6シリーズチップ搭載MacBook Pro向けパネルについては、Samsung Displayが独占供給する可能性があると伝えられています。

iPhone eモデル向けでもBOEの存在感は低下するのか

SamsungはApple向け取引を重視しているとみられており、Galaxyシリーズ向けのOLEDディスプレイやDRAMよりも低い卸価格を提示している可能性が指摘されています。

そのため、BOEはSamsungに対抗できる価格を提示しながら、同時に品質面も引き上げなければならない難しい立場に置かれているようです。

iPhone16eからiPhone18eにかけて供給構成が変化する可能性

特に、廉価モデル向けOLEDディスプレイでは、iPhone16e向けはBOEが大半を供給していた一方で、iPhone17eではその比率が低下し、iPhone18eではSamsung Displayが大半を供給する可能性もあります。

Appleの調達戦略は再びSamsung寄りに?

Appleはこれまで、複数のサプライヤーを競わせることで、価格交渉力と供給安定性の両立を図ってきました。

ただ、品質と量産安定性がより強く重視される局面では、結果としてSamsung Displayへの依存度が再び高まる可能性があります。今回の動きは、単なる調達比率の変化にとどまらず、Appleの部材戦略の現実的な優先順位を示すものとしても注目されます。

Photo:Apple Hub/Facebook

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