iPhone16のバッテリー交換が容易に〜iOS18には修理アシスタントが搭載見込み

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Appleが、iPhone16シリーズのバッテリー固定方法を変更し、交換を容易にすることで欧州連合(EU)の規制に準拠させたとMacRumorsが報告しています。

また、バッテリー交換などの修理を行う際に部品を設定できる「修理アシスタント(リペア・アシスタント)」がiOS18に導入されることも確認されています。

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粘着ストリップを剥がす方式を変更、短時間で交換可能に?

iPhone16シリーズのバッテリー交換をこれまでのモデルよりも容易にする目的は、EUの「スマートフォンを製造する企業は2027年までに、ユーザー自身でバッテリーの交換が容易にできるようにする」との規制に適合させることです。

6月にThe Informationが報じた内容では、iPhone16シリーズではバッテリーの固定方法が変更され、従来のように粘着ストリップを剥がす方式ではなく電気的に接着剤を剥離する方法を採用することが予想されていました。

対象機種はiPhone16とiPhone16 Plus?

ただし、バッテリー交換を容易にしたことがプレスリリースで言及されているのはiPhone16だけで、iPhone16 Proは含まれていない可能性があるとMacRumorsは述べています。

その場合、対象機種には、筐体の大きさが異なるとしても内部構造が同じと考えられるiPhone16 Plusも含まれることが予想されます。

今後、iFixitなどが行うであろう分解レポートで、バッテリー交換方法が明らかになるでしょう。

iOS18に修理アシスタントを搭載、修理後の設定がユーザー自身で可能に

Appleはまた、バッテリーなどの交換を行った後にユーザーが設定を行うことを可能にする「修理アシスタント」をiOS18に導入するとMacRumorsが伝えています。

修理アシスタントを使用することで、ディスプレイではTrue Tone、自動輝度オプションが、バッテリーでは、バッテリー残量レポートを交換後も正しく機能できるように設定可能になるとMacRumorsは説明しています。

現在使用中のiPhoneでこれまでに修理を行ったユーザーの場合、サードパーティ製のバッテリーを用いて交換を行っていたユーザーは、Apple純正の部品として設定することができるようになる可能性もあります。

修理アシスタントが対応する部品がiPhoneに搭載されている場合、その情報が設定アプリの「バージョン情報」の「部品とサービス」に表示されるようになります。

修理アシスタントは、iPhone12シリーズ以降のiPhoneに対応、バッテリー、カメラ、ディスプレイなどが設定できるようになる見通しです。

Source:MacRumors (1), (2)

Photo:Apple

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