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Appleは2年前のiPhone14シリーズから米国版に限り、物理SIMトレイの採用を中止し、eSIMのみの対応としてきました。物理SIMトレイの廃止は米国以外の国や地域にも広がると推測されていましたが、少なくとも今年のiPhone16シリーズでは米国版を除いて全モデルで物理SIMトレイが健在であることが明らかになりました。
Appleは日本時間10日未明から新製品発表イベントを開催し、最新のiPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズを発表しました。
Appleは各国と言語ごとに新デバイスのプレスリリースを発表していますが、米国版と日本版を比べると、レンダリング画像に少し違いがあることがわかります。
米国版のプレスリリースに掲載されたiPhone16のトップ画像では、側面が非常にすっきりとしたデザインになっていますが、日本版では見慣れたSIMトレイの存在を確認できます。
日本ではeSIMの認知度は他国に比べて高めですが、実際に利用に強い興味を持つ人はかなり少ないことがわかっています。
そのような状況では、物理SIMカードをなくすことが難しいのも納得がいきます。
しかしながら、米国でのeSIMの認知度はそれほど高くないという調査結果も出ており、米国の人々がeSIM対応のみの最新iPhoneにどのように対応しているのか、気になるところです。
Source: Apple (1), (2) via MacRumors, Impress Watch
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