iPad mini (A17 Pro)の分解動画が公開〜修理しやすさは「3」
iFixitが、iPad mini (A17 Pro)の分解動画を公開しました。分解動画では、iPad mini 6とiPad mini (A17 Pro)でのバッテリー容量や形状など、各部の比較が行われています。
iPad mini (A17 Pro)を分解し各部を確認
iPad mini 6のゼリースクロール現象は、iPad Airと比べてディスプレイコントローラーボードの搭載変更が90度異なり、ディスプレイに対して縦方向に配置されているのが原因の1つとの指摘がありました。
iPad mini (A17 Pro)では、ディスプレイコントローラーボードの搭載方向が90度変更され、ディスプレイに対して横方向に配置されることでゼリースクロール現象がほぼ目立たない程度まで軽減されたと考えられていましたが、iFixitによれば、そうした違いはありません。
見た目だけで判断すると、iPad mini (A17 Pro)とiPad mini 6のディスプレイおよびディスプレイコントローラー関連部品はほぼ同じようですので、ゼリースクロール現象の軽減は何らかの調整によってなされているようです。
搭載されたチップ単位の確認が今後iFixitによってなされる模様ですので、それによって違いが判明するかもしれません。
バッテリーの固定方法と容量をiPad mini 6と比較
iPad mini (A17 Pro)のバッテリー固定方法は、iPad mini 6と同じです。
また、バッテリーの容量も両者で変わりありません。
iPad mini (A17 Pro)のロジックボード
iPhone15 ProシリーズよりもGPUコアが1つ少ない5コアGPUのA17 Proが搭載されているロジックボードの表面には黒い排熱用のシートらしきものが貼られており、それらを剥がさないとA17 Proは現れません。
iPad miniの修理しやすさは次期モデルで改善か
iPad mini (A17 Pro)の修理しやすさは、10点満点中の3点と低めです。
iPhone16シリーズやiPhone16 Proシリーズなどと比べて、修理しやすさを向上させる改良がなされていないのが理由でしょう。
この点は、OLEDディスプレイを搭載すると噂の次期iPad miniで実現することが期待できます。
Source:iFixit