【レビュー】iPad Pro (M4)向けmoshi/OtterBoxのケースなど比較
MJSOFTが販売する、moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)を試用する機会を頂きましたので、1カ月使用したレビュー結果を報告します。
これまで試してきた、JEDirectブランドの11インチiPad Pro (M4)対応クリアケース、OtterBox Statement Series Studio Case- 11インチiPad Pro (M4)用よりも満足できる保護性能、納得できる重さ、機能が実現されています。
これまで使用してきた11インチiPad Pro (M4)対応ケース
筆者は最初に、Amazonで販売されているJEDirectブランドの11インチiPad Pro (M4)対応クリアケース、次にApple Storeで販売されているOtterBox Statement Series Studio Case- 11インチiPad Pro (M4)用を購入し、使用してきました。
JEDirectブランドの11インチiPad Pro (M4)対応クリアケース
JEDirectブランドのクリアケースは、Apple Pencil Pro取付部も含め、ディスプレイを除く全面をサイドのソフトTPUバンパーと背面のハードPCカバーで覆う構造です。
このケースは公称重量93.5グラムと説明されている通り軽量なのは良いのですが、カバーはありませんのでディスプレイは保護されません。
また、背面のハードPCカバーは指紋がつきやすく、尚且つかなり滑りやすい表面仕上げとなっています。
JEDirectブランドのクリアケースの販売価格は1,000円前後ですが、同じく安価なATiCのiPad mini 6用ケースの背面はマット仕上げになっており滑りやすいということはありませんでしたの、この点は特に不満に感じた点です。
OtterBox Statement Series Studio Case- 11インチiPad Pro (M4)用
OtterBox Statement Series Studio Caseは、ケースにカバーをマグネットで吸着できる構造で、カバーが不要な場合は外して軽量化できます。
また、ケース背面は半分をスタンド状にできる構造です。
OtterBox Statement Series Studio Caseの品質は、Apple Storeで取り扱うだけあって申し分ないのですが、下記の不満があり、JEDirectブランドの11インチiPad Pro (M4)対応クリアケースに戻っていました。
- 11インチiPad Pro(第4世代)までラインナップされていた、OtterBox Symmetry シリーズ 360 Eliteと比べて約40グラム重い
- カバーを外してケースだけにしても、背面のスタンドを設けたからか重い
- 軽量化のためにカバーを外したら、保護性能が低下する
- 音量ボタンが、かなり押しにくくなる
moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)
11インチiPad Pro (M4)発売直後はラインナップされていなかったmoshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)がMJSOFTから発売され、試用させて頂く機会を頂きましたので、JEDirectブランドの11インチiPad Pro (M4)対応クリアケースから切り替えて1カ月使用しました。
moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)は、MJSOFTから提供いただいたレビュー用のサンプルを使っています。
自腹購入品のアフターサービスで満足した、10年保証
moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)も10年保証に対応しますので、以前報告したようなカバーが劣化した場合など交換対応を願い出ることが可能です。
moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)の背面
背面パネルは透明かつマット仕上げですので、Appleロゴが隠れずかつJEDirectブランドの11インチiPad Pro (M4)対応クリアケースのような滑りやすさは感じません。
Apple Pencil Proを装着し、隙間を確認
OtterBox Statement Series Studio Caseと異なり、moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)はApple Pencil Pro装着部と音量ボタンはカバーされません。
音量ボタンの押しにくさが生じませんが、カバーを背面パネル側に折り返した状態でApple Pencil Proを装着せずに持ち運ぶ場合は、前面ディスプレイの右側角は保護されませんので、ここは注意が必要です。
工夫が凝らされたカバーによるスタンド
moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)のカバーは柔らかいため、慣れればすぐに下記のようなスタンド状にすることが可能です。
スタンドにした際のテーブルとの接触面積も大きいため、OtterBox Statement Series Studio Caseでスタンドを立てた場合よりも安定しています。
3種類の形態に対応するスタンド対応カバー
OtterBox Statement Series Studio Caseと異なり、カバーの折り方によって3つの形態に変化させることも可能です。
USB-C端子差込部と底面スピーカーホールの形状
USB-C端子部の切り欠きは大きめなので、端子の大きなBelkinのUSB-Cケーブルも干渉せずに差し込み可能です。
スピーカーホールの部分の切り欠きは、本体に合わせた大きさに開けられています。
リアカメラ保護部のデザインと高さ
リアカメラ保護部はわずかに高くなっており、リアカメラを保護しています。
リアカメラ保護部だけが背面パネルよりもかなり高くなっているということもありませんので、テーブルに置いた際も安定しています。
まとめ:安定の品質とカバー付きながら軽量なのを確認
これまでにも愛用してきたmoshi VersaCover for iPad Pro同様、安定の品質と使い勝手で満足できるケースに仕上がっています。
また、OtterBox Statement Series Studio Case- 11インチiPad Pro (M4)用で感じた重さへの不満は、カバーを装着した状態でOtterBox Statement Series Studio Case- 11インチiPad Pro (M4)用がおよそ300グラムなのに対し、moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)はおよそ215グラムですので、明らかに軽く感じます。
moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)の背面パネルはマット仕上げですので、JEDirectブランドの11インチiPad Pro (M4)対応クリアケースのように滑りやすいということもありません。
iPad Pro (M4)用のカバー付きケースで高品質のものをお探しの場合、moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024)は、OtterBox Statement Series Studio Caseと比べても明らかに軽く感じる点と使い勝手の良さで満足できる製品と評価しました。
2024年11月19日午前2時25分時点での各製品の価格は、下記の通りです。
製品名 | 価格(税込) |
moshi VersaCover for iPad Pro 11 inch (M4 2024) | 10,890円 |
moshi VersaCover for iPad Pro 13 inch (M4 2024) | 13,970円 |
11インチiPad Pro(M4)用 OtterBox Statement Series Studio Case | 12,800円 |
13インチiPad Pro(M4)用 OtterBox Statement Series Studio Case | 14,800円 |
JEDirect 11インチiPad Pro (M4)対応クリアケース | 999円 |
JEDirect 13インチiPad Pro (M4)対応クリアケース | 1,198円 |
参考URL:MJSOFT