長期使用の1万円超のiPad用ケースが無償交換!moshiの10年保証は本当だった
筆者が約3年愛用してきた11インチiPad Pro用ケース、moshi VersaCover Case with Folding Cover(1st)が劣化し、カバーが剥がれてしまいましたのでmoshiのサポートに10年保証による交換が可能か問い合わせてみました。
結果、メールでのやり取りからおよそ2週間で後継品を交換品として受領しました。このケースの後継品となるmoshi VersaCover Case with Folding Cover(1st-4th)は現在、moshiの輸入代理店であるMJSOFTにて税込10,800円で販売されており、一般的なサードパーティー製ケース(カバー)としては高額です。
しかし、税込12,800円で販売されているApple純正のSmart Folioでは1年以内に表面がただれたような状態になり保証交換すら受け付けてもらえなかったことを考えると、moshi製品は価格以上の保証内容と評価します。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 約3年愛用してきたmoshiの11インチiPad Pro用ケースのカバーが、劣化して剥がれてきた。
2. moshiの登録済み製品に対する10年保証が利用できるかサポートに連絡、簡単な手続きで交換してもらえた。
3. moshi製品は他のサードパーティーのApple製品向けアクセサリーより高価だが、10年保証により長期間使用できることを考えると満足度が高い。
約3年間の使用で、カバーに剥がれが発生
筆者は当初、11インチiPad ProにApple純正のSmart Folioを装着していました。
しかし、使用開始からおよそ半年程度で指が触れる部位がただれたような状態になること、当時存在したApple Storeのユーザーレビューで他のユーザーも指摘しているにも関わらず、Appleサポートから「同様の報告を複数のユーザーから受けているが、製品の仕様であり、不具合ではない」と返答を受けたことに不信感を感じ、サードパーティーの製品の使用を検討しました。
その結果選択したのが、moshi VersaCover Case with Folding Cover(1st)です。
▼ 使用開始から約3年経過した状態
▼ moshiのサポートとのやり取りと交換手続き
▼ 受領した保証交換品を確認、使用開始
▼ まとめ
使用開始から約3年経過した状態
moshi VersaCover Case with Folding Cover(1st)の使用開始から約3年、ほぼ毎日、iPhone以上の頻度で11インチiPad Proを使用してきた結果、カバーに剥がれが生じました。
カバーが剥がれてきたのは、iPad Proを立てる際のスタンドにするために折りたたむ部分です。
普段の使用には問題がなく、Apple Pencil(第2世代)を本体に装着した状態でも保護されます。
今回は、この状態に関して10年保証の対象になるか、moshiのサポートに問い合わせました。
moshiのサポートとのやり取りと交換手続き
最初に、moshiのWebサイトで自身のアカウントにサインインし、登録済みの製品(REGISTERED PRODUCTS)を確認します。
登録済みの製品のID、登録日、製品名などが確認できます。
次に、moshiのHelp Centerから「Warranty」を選択します。
「Contact Us」を選択します。
記されているメールアドレス、「support@moshi.com」に、moshi VersaCover Case with Folding Cover(1st)が劣化破損したが10年保証の対象になるか問い合わせました。
返信はすぐに届き、「問い合わせいただきありがとうございます。私達は問題が解決するまで対応します。ご安心ください」と記されていました。
その後、moshiのサポートとは下記のようなやり取りを行いました。
- 破損状態の写真をメールで報告
- 10年保証の対象になるとすぐに返信
- 返送して交換品を送るのは余計な負担をユーザーにかけ、日数も要することから、返送しない交換方法が提案される
- 交換対象製品にマジックで氏名と日付を大きく記入し、それを写真撮影して報告することで廃棄処分扱いにしてくれるとの提案内容が提示される
- 提案通り、ケースとカバーの両方に、筆者の名前と当日の日付を油性マジックで記入して写真撮影し、報告
- moshiのサポートがそれを確認、交換品の発送先を教えてくださいとの依頼
- 交換対象製品を廃棄し、筆者の氏名、住所、電話番号を報告
- moshiから交換品が発送され、受領
筆者が使用する製品と保証対応は上記のようになりましたが、moshiの保証対応として下記のように案内されていますので、状況により変わることがあります。
- 保証を受けようとする場合、製品登録の詳細または購入の証明と共に製品の問題が分かる画像または動画が必要です
- 交換申請には、製品登録またはその他の購入証明が必要になります
- 保証期間内のすべての申し立てについて、交換品を発送する前に検査のために国際サービスセンター、もしくは国内代理店などに製品を返品する必要があります
- moshiは、製品を返送するための送料は負担しません
- 製品の素材/仕上がりの欠陥を検査および確認した後、元の購入と同じモデルの交換品が無料で提供されます
- 製造が中止または別の理由で提供できなくなった場合、同等の製品の代替品か、moshiのWebストアで使用可能なストアクレジットが提供されます
- 製品が何らかの方法で改造されている場合、保証請求は無効になります
受領した保証交換品を確認、使用開始
受領した保証交換品は新品で、簡易梱包や印刷なしの白箱のような保証交換用のパッケージに入っているものではありません。
カバーの折り目は以前使用していた製品と異なり、しっかりしています。
今後も長年、活躍してくれるでしょう。
まとめ
moshi製品は日本国内において、代理店であるMJSOFTから販売されており、同社もしくは同社を経由した「moshi商品の販売認定店」での購入を証明するレシートや納品書があればサポートを受けることができます。
筆者はそれらを紛失したため、moshiのサポートに直接問い合わせました。moshiのサポートとのやり取りは英語で行いましたが、平易な内容でのやり取りであり、Google翻訳を利用した内容確認と文面作成でも問題ないでしょう。
iPhone Maniaでは筆者以外のライターが、「moshi VersaCover for iPad mini (6th Gen)」用を使用、レビュー動画を公開しています。
筆者は13インチMacBook Pro(2020年モデル)用のハードシェルカバー「moshi iGlaze for MacBook Pro 13(2020)」も約3年間使用していますが、ヒビ割れることもなく、現在も問題なく使用中です。
moshiのApple製品用アクセサリーは、他社のものと比べて高価です。例えば、先日報告したATiCのiPad mini 6用カバーケースは税込1,000円弱です。
しかし、登録済みの製品に対する10年保証や迅速な交換対応を経験すると、moshi製品は価格に見合った品質と使い勝手、長期使用に耐え得る保証内容を備えていると感じました。
参考URL:moshi, Help Center/moshi, MJSOFT
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