ドコモ光 徹底解説 -料金、申込条件、乗換キャンペーンなど最新情報まとめ
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ドコモ光は特殊な場合を除き、多くの方が携帯とセットで月額料金が割引されるサービスです。
ドコモ光とは
ドコモの携帯電話とドコモが新しく始める「ドコモ光」というインターネット固定光回線をセットで契約すれば、料金が割引となるサービスで、ドコモ光とプロバイダがセットになったタイプ、ドコモ光のみの「単独タイプ」があります。固定光回線はNTT東西が提供するフレッツ回線をドコモが販売する形態となり、悲願の親子タッグが実現したかたちとなります。
競合のauには「auスマートバリュー」というサービスがあり、これと同等のサービスにあたります。
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ドコモ光の特長
NTT東西から卸売りされる光回線を使った携帯電話料金の割引を開始することが最大の特徴といえます。
契約している携帯電話のデータ定額プランによって割引額が変わってきますが、1契約あたり月額500円~最大3,200円割引されます。
光リモートサポート
ドコモ光を契約すると、31日間無料でパソコンやスマホの画面を共有しながらサポートをしてもらえる「光リモートサポート」というサービスを受けることができます。
ただしこちらは31日間を過ぎると月額500円がかかってしまうので注意してください。
受けられるサポート内容
・インターネット設定、メール設定
・ドコモ光電話の設定
・無線LAN設定
・プリンタ設定、ゲーム機のネットワーク設定
・スマートフォン、ゲーム機のWi-Fi接続
・ウイルス対策ソフト設定
・写真や動画の操作、バックアップなど
・各種ソフトウェア・音楽プレーヤーとの共有や管理
ドコモ光の開始時期
2015年3月1日サービス開始
2015年2月16日から予約受付開始!
ドコモ光 申込条件
固定回線サービス1回線につき、ドコモの携帯電話が10回線まで適用されます。
対象となるプロバイダーを契約する必要があります。現在「フレッツ光」を利用している場合は、「転用」手続きを行えば解約手数料が0円でドコモ光を申込むことが出来ます。
ドコモ光 料金表
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ドコモ光
タイプA | タイプB | 単独タイプ | |
戸建 | 5,200円/月 | 5,400円/月 | 5,000円/月 |
マンション | 4,000円/月 | 4,200円/月 | 3,800円/月 |
契約事務手数料 | 3,000円 |
工事費
戸建タイプ | 18,000円 |
集合住宅タイプ | 15,000円 |
新規契約の場合にかかる費用です。フレッツ光(100Mbps)を利用していれば0円ですが、1Gbpsへアップグレードする場合は別途7,600円掛かります。
料金プラン(家族)
パケットパック | 割引金額 | ずっとドコモ割 | |
ウルトラシェアパック100 100GB |
25,000円/月 | 戸建 -3,400円/月 | -1,000円~2,500円/月 |
マンション -3,000円/月 | ウルトラシェアパック50 50GB |
16,000円/月 | 戸建 -2,500円/月 | -800円~1,800円/月 |
マンション -2,400円/月 | |||
ウルトラシェアパック15 15GB |
12,500円/月 | -1,800円/月 | -600円~1,200円/月 |
ウルトラシェアパック10 10GB |
9,500円/月 | -1,200円/月 | -400円~1,000円/月 |
ウルトラシェアパック5 5GB |
6,500円/月 | -800円/月 | -100円~800円/月 |
料金プラン(一人)
パケットパック | 割引金額 | ずっとドコモ割 | |
ウルトラデータLLパック 30GB |
8,000円/月 | -1,100円/月 | -200円~800円/月 |
ウルトラデータLLパック 20GB |
6,000円/月 | -900円/月 | -100円~800円/月 |
ウルトラデータMパック 5GB |
5,000円/月 | -800円/月 | -100円~800円/月 |
ウルトラデータSパック 2GB |
3,500円/月 | -500円/月 | -0円~800円/月 |
全て税抜表記となっております。
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対応プロバイダリスト
タイプA
タイプB
ドコモ光を利用するメリット
「ドコモ光」は利用者が契約しているパケットパックによって、金額が変わると発表されています。通信量が多いプランほど割引額が大きくなるので、大容量プランで携帯を使っている場合は割引額も大きくなります。
ドコモ光を利用するデメリット
ドコモの携帯電話と合せて、現在利用しているNTTの「フレッツ光」が、セット割になるかというとならないので注意が必要です。あくまでもドコモが新たに始める光回線サービス「ドコモ光」への契約が条件となってくる。「フレッツ光」から「ドコモ光」への移行にどれ位の手間や費用が掛かるのかわかっていません。
ドコモ光の開始までの経緯
今までドコモが「セット割」を実施できなかった理由があります。1984年に日本電信電話会社法(NTT法)というNTTの市場独占を防ぐ法案が制定されました。これによる競争によって市場拡大があり現在に至っています。
しかし、auとソフトバンクのシェアが拡大する一方で、ドコモのシェアは年々低下している状態です。
NTTは総務省の許可なしで、価格やサービスの内容変更ができません。NTTが「セット割」を開始するために用いた方法が、今までNTT東日本/西日本が所有する光回線を希望する電気通信事業者に提供します。「NTT以外も販売していいですよ」としました。
いわゆる「光コラボレーションモデル」というサービスを始める事を総務省の情報通信審議会・特別部会に提出して許可を求め、2014年に許諾がおりました。また、同時にこの発表を受けてソフトバンクも卸売りを利用したセット割引を提供することを発表しています。
ドコモ(キャリアとして)の思惑
ドコモとしては、自社の携帯電話サービスと「光コラボレーションモデル」を利用することで提供することができるようになる「ドコモ光」を合わせたセット割が販売できるようになります。
ドコモは2014年上期の業績が思いのほか良くない状態(※1)で、2014年全体で見てもかなり厳しい状態(※2)です。考えられる要因としてドコモが上げているものが、新料金プランの不調にあるようです。通話料が一定になって通話料の収入が減ったうえに、パケットパックも低容量の安いプランが人気だったのでパケット収入も低下していたようです。
※1 2014年度第2四半期で売上が前年同期に比べ1.2%減、利益は前年より15.5%減っている。
※2 2014年度の利益は当初予想の7,500億から6,300億へ大幅に下方修正している。
NTTの思惑
一方、NTTも「ドコモ光」の展開で光回線を普及させたいと言う思惑もあるようで、実際にNTTが展開する光回線サービス「フレッツ光」は苦戦しているようです。(※3)
苦戦の要因は、携帯電話とのセット割ができないのもありましたが、次世代高速通信(LTE)の普及が大きく、スマートフォンやタブレットなどで高速通信が可能なので固定回線を用いるパソコンの需要が減っているのが要因です。もともとNTT東日本/西日本は店舗展開していないので、販売するために多額の奨励金を掛けて販売している状況も要因の一つでしょう。
※3 2014年9月末までの、NTT東日本/西日本のフレッツ光加入者数は1845.5万件ですが、平成23年から3期連続で目標件数には到達していない。
ISP各社からの反発
NTTのフレッツ光はインターネット・サービス・プロバイダ(以下、ISP)を選択できますが、iSP各社が月額1,000円ほどで利用できますが、「ドコモ光」では月額500円に値下げする様にISP各社に通達しています。しかし、ISP各社はあらゆる付加サービスを提供して1,000円の価格を維持している状態なので、500円では赤字になってしまうと反発しているようです。
その後ドコモは2014年12月15日にISPへの説明会を開き、ISPの反発を考慮して「光シェアパック」にISP料金を含まないプランを選択できるように2パターン用意して、ISPに料金設定をするパターンを与えています。そして、月額500円にしないとも説明しています。
しかし、ドコモが構想する「光シェアパック」に含まれるためには、500円位にする必要があり、ユーザーにとっては、支払料金が1本化されたり、安価なISP料金などメリットが高い「光シェアパック」を利用する可能性が高いだけに、ISPにとっては厳しい条件となっています。
対象固定回線の人口カバー率
上の画像はNTT東日本/西日本の光回線の人口カバー率です。NTT東日本/西日本の光回線を卸してもらうので、そのままフレッツ光の人口カバー率になります。平成24年末の時点で90%以上となっているのでほぼ全国どこでも光回線が使える環境です。
外部リンク:価格.com
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