PlayStation 6向けチップをAMDが供給と報道〜Intelの受注ならず
Intelがソニーとの間で交渉してきたPlayStation 6向けチップ供給について、交渉はまとまらず、AMDが供給することになったとReutersが報じています。
AMDはPlayStation 6向けチップの製造を、TSMCに委託する見通しです。
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PlayStation 6向けチップをAMDが受注か
Reutersによれば、PlayStation 6向けチップの供給元として、IntelとAMDの2社が最終的な候補として残っていたとのことです。
2社に絞り込まれる過程では、Broadcomなどもソニーとの交渉に参画していたとReutersは説明しています。
Intel、チップ1個あたりの利益額で合意できず
Intelが受注できなかった理由についてReutersは、「PlayStation 6向けチップ1個あたりの利益額について、ソニーとの間で合意に至らなかった」と伝えています。
この点でAMDはソニーの求める卸価格で妥結、PlayStation 5向けチップも供給していることから後方互換性確保がIntelよりも容易というのも有利に作用した可能性があります。
TSMCの存在感、一層高まる
AMDが設計するPlayStation 6向けチップの製造をTSMCに委託することにより、TSMCの稼働率と収益は大きく向上することになります。
一方、人員削減を行ったIntelの苦境は今後もしばらく改善されそうにありません。
Reutersは、ソニー、AMD、Intel、Broadcomのいずれからも本件に関するコメントは得られなかったと述べています。
Source:Reuters