iPhoneのモバイルバッテリーは5,000mAhで足りる?3台を実測

5,000mAh前後のモバイルバッテリー3台を、同じiPhone15 Proを使って実測しました。同じ容量帯でも充電速度や満充電できるかどうかに差が出る結果になっています。「5,000mAhあれば十分」と考えている人も、自分の使い方と照らし合わせて確認してみてください。
3台実測で80%到達は53〜93分
今回実測したのはSOLIDZ Power Bank Model FT・Anker 321 Power Bank(PowerCore 5K)・TNTOR WT-H500の3台です。iPhone15 Proを使って充電速度を確認しました。
| 製品 | 容量 | 最大出力 | 50%到達 | 80%到達 | 最終結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| SOLIDZ | 5,000mAh | 20W | 26分 | 53分 | 98%で本体切れ |
| Anker 321 | 5,200mAh | 約12W | 46分 | 66分 | 100%到達・残量あり |
| TNTOR | 5,000mAh | 約10W | 55分 | 93分 | 100%到達・残量あり |
※SOLIDZは別日・別条件での実測のため、3台を厳密に横並びで比較したものではありません。参考値として見てください。

5,000mAhでも100%まで届くとは限らない
AnkerとTNTORはどちらもiPhone15 Proを100%まで充電でき、本体にも残量が残りました。一方、SOLIDZはiPhone15 Proを2%から充電し始め、98%に達した時点で本体のバッテリーが切れています。
公称容量が同じ5,000mAh前後でも、今回の実測ではiPhoneを100%まで充電できるかどうかに差が出ました。「5,000mAh=iPhoneを1回フル充電できる」と考えていると、想定より少ない結果になることがあります。
短時間充電なら容量より出力も確認
今回の実測では、80%到達までの時間に差が出ました。SOLIDZが53分、Ankerが66分、TNTORが93分です。ただしSOLIDZは別条件での実測のため、速度の順位を断定するものではありません。
「容量が同じなら速度も同じ」とは限らないです。今回の実測でも充電時間に差が出ており、最大出力も確認して選ぶ必要があります。急いで充電したい場面が多い人は、容量だけでなく最大出力も確認した方が判断しやすくなるでしょう。
短時間外出と1日外出で選ぶ製品は変わる
実際に使ってみると、3台の使い分けが自然に生まれてきました。近所への買い物など短時間の外出にはTNTORを選ぶことが多いです。薄くて嵩張らず、バッグのポケットに入れても邪魔になりません。
1日仕事で外出する日はAnkerを選ぶことが多かったです。速度と容量のバランスが安心感につながっていました。
SOLIDZは80%まで53分と、今回確認した実測値では最短でしたが、届いてから日が浅く、長期使用感はまだ十分に確認できていません。今後、長時間外出で使い込む予定です。
「どれが最強か」より、自分がどんな場面でどう使うかによって選ぶべき製品は変わります。
5,000mAhで足りるかは使い方で決まる
5,000mAh級を選ぶ前に確認したいのは、「何台充電するか」「1日何回充電したいか」「速度と携帯性のどちらを優先するか」の3点です。
iPhoneを外出先でほぼ1回分補充できれば十分なら、5,000mAh級は有力な選択肢になります。一方、筆者のようにiPhoneとIQOSなど複数機器を充電する場合や、1日中外出する場合は、5,000mAh級1台では余裕がないと感じます。
近所への短時間外出なら薄さ・軽さ、1日外出なら容量と速度、複数機器を充電するなら、より大容量のモデルや2台持ちを検討するとよいでしょう。このように用途から逆算すると、自分に必要なモバイルバッテリーを選びやすくなります。

