Unreal Engine 5.2がAppleシリコンにネイティブ対応

Unreal Engine 5.2

Unreal Engine 5.2
 
Epic Gamesが開発者向けゲームエンジンUnreal Engineをアップデートし、最新バージョン5.2Appleシリコンにネイティブ対応しました。このタイミングでのアップデートは、現地時間6月5日開催のAppleの世界開発者会議(WWDC)でのデモの披露を見据えている可能性があると指摘されています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Epic Gamesが開発者向けゲームエンジンUnreal Engineをアップデート。
2. 最新バージョン5.2がAppleシリコンにネイティブ対応した。
3. Appleは基調講演でデモを披露する可能性があるという。

パフォーマンスが高速化、クラッシュが減少

これまでUnreal EngineをMac上で動かすには、エミュレーション機能Rosetta 2を使用する必要がありましたが、最新バージョン5.2ではついにAppleシリコンへのネイティブ対応が実現しました。対応チップにはA15 BionicやM2 Proチップなども含まれるため、iPhoneやiPad上でも動作するとのことです。
 
Appleシリコンへのネイティブ対応により、パフォーマンスが高速化し、互換性の向上により、開発者にとってもプレイヤーにとってもクラッシュが減る可能性があります。
 

WWDCでデモが発表される?

Apple関連情報に詳しいiMoreによれば、WWDC 2023を数週間後に控えたこのタイミングでのアップデートは意味深で、Appleは複合現実(MR)ヘッドセットなどで利用できるアプリやゲーム作りに興味がある人々を魅了したいと考えており、基調講演でUnreal Engine 5.2のデモを披露する可能性があるとのことです。
 
ただし、フォートナイトのApp Storeからの取り下げ騒動などを含め、Epic GamesとAppleの関係性は決して良好であるとは言えないため、デモ発表が現実のものとなるかはイベント当日になってみないとわからないという状況です。
 
AppleのMRヘッドセットはユーザーを驚かせることになると噂されており、ヘッドセットの発表が今から楽しみです。
 
 
Source:iMore
Photo:Unreal Engine/YouTube
(lexi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

特集

目次