【レポ】合理的シンプル290プランがeSIM再発行に対応!〜早速機種変更してみた

日本通信SIMの合理的シンプル290プランのeSIM対応

日本通信SIMの合理的シンプル290プランのeSIM対応
 
月々290円で使える「合理的シンプル290プラン」を持つ日本通信SIMには、iPhoneやiPadでeSIMを使うことができるものの、eSIMの再発行がマイページからできないという問題がありました。
 
しかしながら6月14日に、eSIMを使っていてもWebからの手続きで機種変更ができるようになりました。
 
早速実際に機種変更をおこなってみましたので、やり方をレポートしたいと思います。

ついにeSIM再発行ができるようになった日本通信SIM

日本通信SIMの「合理的プラン」シリーズは、290円/月で使える「合理的シンプル290プラン」をはじめ、さまざまなニーズに応えるスマートフォン向け通信プランです。
 
日本通信SIMの合理的プランシリーズ
 
特に1GB/月の通信量を290円で使える「合理的シンプル290プラン」は有料化が発表された楽天モバイルからの移行先のひとつとして適しており、筆者も実際に楽天モバイルから合理的シンプル290プランにMNPしました。
 
この合理的シリーズの欠点だったのが、eSIMに対応しているのに再発行などの手続きがマイページからできなかったという点です。
 
機種変更や故障などでは物理SIMと異なり、eSIMは再発行しなくてはなりませんが、これまでは他のサービスのようにWebからの変更がおこなえず、わざわざチャットなどでサポートに依頼する必要がありました。
 
しかしながら6月14日にユーザーに対してeSIM再発行などの手続きがWebから可能になったというメールが送信されました:
 
日本通信SIMのeSIM再発行対応のお知らせ
 
eSIMの再発行のほか、eSIMから物理SIMへの変更や、物理SIMからeSIMへの変更もおこなえるようになっています。
 
今回は、ちょうど値上がり前に購入したiPhone13が手元に届きましたので、これを使ってeSIMの再発行をおこない、機種変更をしたいと思います。

マイページから簡単に機種変更可能

日本通信SIMのeSIM再発行は思っていたよりも簡単でした。

 

マイページからeSIM発行を申し込み

まずはマイページにログインします。「eSIM発行」というメニューがありますのでこれを選びましょう。
 
日本通信SIMのeSIM再発行
 
すると、eSIMを利用中の端末で継続して使うのか、新しい端末を使うのかを選ぶ選択肢が出てきます。
 
日本通信SIMのeSIM再発行選択
 
今回は機種変更なので「新しい端末を使う」を選びました。
 
機種変更する場合は、変更後の端末のEIDの入力が必要です。
 
EIDは設定→一般→情報から取得可能で、長押しでコピペもできます。
 
iPhoneのEID確認
 
なお、eSIM発行手数料として1,100円(税込)が必要です。
 
「次へ」を押すと注意事項がいろいろと表示されるのでしっかりと読みましょう。
 
特に、eSIM発行や再発行が完了するまでの時間は、午前10時から午後8時までは1時間以内ですが、それ以外は長い時間がかかる点には注意が必要です。
 
合理的シンプル290プランのeSIM再発行申し込み
 
内容に問題がなければ「申し込む」を押しましょう。

 

完了メールが来たら機種変更

手続きが完了するとメールが届きます。筆者の場合、申し込みから5分もかかりませんでした。
 
合理的シンプル290プランのeSIM再発行完了
 
新しい端末にeSIMを設定するには、
 

  1. 住所確認コードのQRコードを読み込む
  2. ほかの端末で特定のWebページを開き、そこに表示されるQRコードを読み込む
  3. iPhone/iPadに手動でeSIMを設定する

 
という3つの選択肢があります。
 
筆者は住所確認コードが書かれた紙を探すのが面倒だったので、古い端末でQRコードを表示して新しい端末で読み込みました。「モバイル通信プランのインストール」が出てくるので、指示に従って設定すれば機種変更完了です。
 
iPhoneのモバイル通信プランのインストール
 
新しい端末にeSIMを設定すると、古い端末のeSIMは自動的に使えない状態になりました。

SIM関連の手続きには手数料が必要

先述の通り、合理的シンプル290プランでは機種変更のためのeSIMの再発行に手数料が必要です。
 
機種変更だけでなく、SIM関連のほかの手続きにも手数料がかかります(料金はすべて税込):
 

  • 物理SIMからeSIMに変更: 1,100円
  • 機種変更のためのeSIM再発行: 1,100円
  • 間違ってモバイル通信プランを削除した場合の再発行: 1,100円
  • eSIMからSIMカードに変更: 3,300円
  • SIMカードを再発行: 3,300円

 
このため、複数の端末を使い分けたり、機種変更を頻繁におこなったりする場合は物理SIMを使ったほうがよいでしょう。
 
楽天モバイルはSIMおよびeSIMの再発行手数料は無料、povo 2.0も当面は無料としているのに比べると、SIM/eSIM関連の手続きが有料なのはサービスとして見劣りします。
 
手数料をきっちり取る代わりに月々の料金を安くするということなのでしょうが、eSIMの場合は資材が必要なく処理も自動でしょうから、できれば無料にしてほしいものです。

合理的シンプル290プランで機種変更や端末修理をしても安心に

合理的シンプル290プランでeSIMを使っていても手続きがWebから簡単におこなえるようになったため、機種変更や端末修理が気軽におこなえるようになりました
 
ただ、eSIM再発行の手数料は1,100円と、290円/月の基本料の約3.8カ月分を取られるのは少々苦しいです。
 
しかしながら、国内版のiPhoneをデュアルSIMで運用するには少なくとも片方をeSIMにしなくてはならないため、合理的シンプル290プランをeSIMで使うことでもう一方のキャリアの選択肢を増やすことができます。
 
合理的シンプル290プランをeSIMで利用したいと考えている方は、筆者による合理的シンプル290プランへのMNPレポートとあわせ、参考にしてください。

 
 
Source: 日本通信SIM, 楽天モバイル, povo
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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