Apple、自動運転車サービス提供のDrive.ai買収を検討か

Drive.ai

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Appleが、無人の自動運転車による輸送サービスを提供する米Drive.aiの買収を検討していると、The Informationが報じています。

1月には自動運転車開発部門の従業員を大量解雇

Appleが以前より自動車分野、特に自動運転に関心を抱いてきたことはよく知られています。しかし今年1月には同社の自動運転車プロジェクト「Project Titan」事業部の従業員約200人以上を一時解雇(レイオフ)したと報じられ、TeslaからAppleに戻ったダグ・フィールド氏の指揮のもと、大幅な組織編成が行われたとも言われています。
 
Drive.aiの買収が実現すれば、Appleは自動運転車関連の技術者数十人を獲得することになります。The Informationによれば、同社は約2年前に7,700万ドル(約83億5,000万円)の資金調達に成功しており、当時の企業価値は約2億ドル(約217億円)と推定されています。
 
ただしその後、最高経営責任者(CEO)の交代や、当初目標としていた自動運転によるルートを限定しない無人タクシーサービスから、ルート限定の送迎サービスへ転換するなど、さまざまな社内変革がありました。

Project Titanの現状は不明

自動運転車の走行実験を行う、今年3月にもTeslaから経験豊富な技術者を引き抜くなど、Appleが自動運転関連技術の開発を行っているのは確かなものの、現状は不明です。またAppleは今回のDrive.ai買収についてはコメントしていません。
 
 
Source:The Information via CNBC
Photo:Drive.ai
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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