Apple Music契約者数5,000万人突破、8,700万人のSpotifyを追う

Apple Music

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Appleは現地時間29日に2018年10-12月期の業績を発表しました。iPhoneの販売不振から業績自体は事前の予想通り冴えないものだったのですが、好調なサービス部門の伸びが評価されています。そのサービス部門を牽引するApple Musicの加入者数が5,000万人を突破したとティム・クック最高経営責任者(CEO)が公式に報告しています。

順調に契約者増加

Spotifyが大きなシェアを占めていた月額定額制の音楽サービスにAppleが参入したのが2015年6月でした。そこから着実に加入者数を増やし、約3年半で加入者数が5,000万人を突破しました。この加入者の中には学生割引を適用されているユーザーや家族会員も含まれると見られ、単純に計算はできないのですが、Apple Musicの売上高は数千億円規模にまで成長しています。
 
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iPhone販売の不振から業績を低迷させているAppleにとって、Apple Musicは貴重な収益源へと成長しつつあると言えそうです。契約者数が5,000万人を突破したとは言え、Apple Musicはまだまだ加入者数を増やすべく各種キャンペーンを実施しており、先日はKDDIと提携してApple Music6カ月無料キャンペーンを発表してます。

Spotifyを追撃

先行するSpotifyの有料契約者数は8,700万人とされており、Apple Musicとはまだ大きな差をつけてトップを走っています。しかしアメリカでの加入者数は既にApple Musicの方が多くなっていると推計されているなど、加入者増加の勢いではApple Musicが優っています。
 
Spotify Apple Music
 
アメリカではApple MusicもSpotifyと同様にAmazon Echoで再生可能になるなど、AppleもSpotifyを追撃するためにあらゆる手段を講じていると考えられます。今後もApple MusicとSpotifyの競争は続いていくとみられ、その健全な競争はより良い音楽配信サービスという形で利用者にメリットをもたらすと思われます。
 
 
Source:AppleInsider
(KAZ)

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