ソフトバンク、今秋にも独自のスマホ決済サービスを提供開始か

ソフトバンクが今秋にも独自のスマートフォン決済サービスを開始する、と産経新聞が24日に報じています。
Paytm、ヤフーと組んで提供
産経新聞の報道によると、ソフトバンクはインドのスマートフォン決済大手Paytm、ヤフーの2社と組み、独自のスマホ決済サービスを今秋にも提供開始するようです。
サービスは、ソフトバンクとヤフーの会員基盤、Paytmの人工知能(AI)技術を活用して展開されます。
決済方式は、利用者がスマホに表示したQRコードを加盟店で読み取ってもらう方式と、加盟店が表示したQRコードを利用者のスマホで読み取る2パターンです。加盟店が支払う手数料を0円にして、普及を進めると見られています。
ソフトバンクは、今年6月にヤフーと合同で決済事業会社「ペイ株式会社」を設立、サービス導入に向けて準備を進めてきました。
Paytmは2013年より、モバイル決済サービスプラットフォーム「Paytm Wallet」をインドにて提供しています。
2016年にはインドのモディ首相が脱現金経済を目指して高額紙幣廃止宣言をしたことにより、「Paytm Wallet」の利用者が急伸、同国最大のモバイル決済サービスプラットフォームとなっています。
2017年5月には、ソフトバンクグループが同社に約14億ドル(約1,560億円)を出資したことでも話題になりました。
競争が激化する国内のスマホ決済サービス
QRコードを利用したスマホ決済サービスに関しては、国内の大手企業が続々と参入しています。
NTTドコモは今年の4月より、KDDIは年度内にQRコードを使った決済サービスを開始すると発表しています。
LINEは、先月より同社の決済サービス「LINE Pay」を普及させるために、LINE Payで10円以上の送金をすると人気商品がもらえるキャンペーン「10円ピンポン」を実施しています。
Source:SankeiBiz
Photo:photo AC-紺色らいおん
(kotobaya)