ドコモ、スマホ画面のQRコードで買い物を可能に!今年度中にローソンなどで導入
NTTドコモが、スマートフォンの画面に表示したQRコードを使って買い物が可能になるQR決済のサービスを今年度中に開始する、と産経新聞が報じています。買い物の代金は、スマートフォンの月額料金とまとめて後日支払うことになります。
スマホの画面のQRコードを読み取るだけで決済
NTTドコモが計画しているQR決済は、ユーザーがスマートフォンにアプリをインストールし、表示したQRコードを店頭で読み取ってもらうだけで決済が可能となるものです。
支払いには、NTTドコモのポイントサービスであるdポイントを使うこともでき、ローソンなどで今年度中に利用可能になると報じられています。
買い物の代金は、スマートフォンの月額料金と一緒に支払う方式です。報じられていませんが、使いすぎ防止のための上限額設定が可能になると思われます。
旧型スマホでも利用可能、店舗は導入コストの安さが魅力
端末内蔵のNFCチップを使って決済するApple Payは、現在のiPhoneシリーズで対応しているのはiPhone7/7 Plusだけですが、QRコード決済なら、アプリをインストールすればApple Pay非対応モデルでも利用可能になります。また、支払い用カードを持っていないユーザーも利用できるメリットがあります。
店舗側としては、QRコードはスマートフォンや従来型バーコードリーダーでも読み取れるので、電子マネー読み取り用の端末と比べて低コストで導入できるのが利点です。
QRコードによる決済は、LINEや楽天などが導入していますが、国内最大手であるNTTドコモが本腰を入れて乗り出すことで、普及が加速する可能性があります。
日本発、世界で活用進むQRコード
QRコードは、日本のデンソーが開発した技術で、アジア圏を中心に世界中で幅広く使われています。キャッシュレス決済が普及している中国では、QRコードによる決済も一般的ですが、日本では依然として現金での取引が中心です。
なお、iPhoneでQRコードを読み取るには、サードパーティアプリを使う必要がありましたが、今秋公開予定のiOS11では、標準状態でQRコードの読み取りに対応します。
Source:産経新聞
(hato)