KDDI、年度内にQRコード決済を導入　LINEやメルカリと連携

 
KDDIが、今年度中にもスマートフォンに表示される2次元バーコード「QRコード」を使った新決済サービスを開始予定であることがわかりました。

まずはマーケット拡大を目指す

KDDIの代表取締役である高橋誠氏は5日、今年度内にQRコードを利用した新決済サービスを導入、対応店舗の開拓に向けてLINEやフリマアプリのメルカリと連携していくことを発表しました。
 
LINEは今年の1月、同社のQRコード決済「LINE Pay」の対応店舗を国内100万店舗まで拡大させることを明かしています。
 
そのような意味では、LINEとKDDIはQR決済コードサービスで競合する関係にあたりますが、QRコード決済導入の加盟店が増えない限りは事業の成長も見込めないと判断、両社はマーケット拡大を目指して一旦は連携を図るようです。
 
現状、加盟店の多くはコンビニエンスストアとなっていますが、今後は中小の店舗も含めて開拓を目指しているとのことです。

ドコモも4月よりQRコード決済サービスを開始

NTTドコモも4月より、QRコードを使った決済サービス「ｄ払い」を開始します。
 
初めはローソンやマツモトキヨシなど1万9,000店舗での利用を想定しており、早期に10万店舗まで拡大を目指しています。
 
日本は世界各国と比べ、依然として現金での支払い比率が高いのですが、ドコモやKDDIなどの大手が本腰を入れることで、スマートフォン決済の比率が高まる可能性があります。
 
 
Source:SankeiBiz
Photo:flickr-[cipher]
(kotobaya)