格安SIM、混雑時間帯でも安定して速いのはワイモバイルとUQ mobile

SIMカード

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MMD研究所は3月7日、「2018年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」の結果を発表しました。利用者の多い格安SIM10サービスの通信速度を主要3都市で比較したところ、ワイモバイルとUQ mobileがトップ2となりました。

主要10サービスの格安SIM通信速度を比較

調査は、2018年2月14日から19日の平日4日間、東京、名古屋、大阪の主要駅において朝(9時~10時)、昼(12時~13時)、夕(17時~18時)の3つの時間帯で実施しています。
 
調査に使用した端末は「ZenFone 3 Laser」で、「Ookla Speedtest.net」と「4Gmark」の2アプリで各サービス3回ずつ通信速度を計測しています。
 
調査対象となったのは、2017年9月にMMD研究所が実施した「2017年9月格安SIMサービスの利用動向調査」でメイン利用の格安SIM上位9サービスに、ワイモバイルを加えた10サービスです。
 

  • ワイモバイル
  • 楽天モバイル
  • mineo(Dプラン、Aプラン)
  • OCNモバイルONE
  • IIJmio(Dプラン、Aプラン)
  • UQ mobile
  • BIGLOBEモバイル
  • イオンモバイル(Dプラン、Aプラン)
  • DMM mobile
  • LINEモバイル

昼の混雑時も速いのはワイモバイルとUQ mobile

ダウンロード速度を箱ひげ図で見ると、中央値が最も高いのはワイモバイルで26.0Mbps、次いでUQ mobileが25.5Mbpsと僅差で続いています。
 
回線が混雑して速度が出にくい昼の時間帯では、UQ mobileが29.2Mbpsで最速、ワイモバイルが22.9Mbpで続き、大きく離れてLINEモバイルが1.5Mbpsと続いています。
 
箱ひげ図は、縦の線が最大値と最小値を示し、25%〜75%の値の幅を示す箱の位置が高いほど速く、箱が短いほど速度の振れ幅が小さいことを示しています。
 
2018年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査 MMD研究所
 
なお、ダウンロード速度の平均値で比較すると、UQ mobileが30.3Mbpsでトップとなり、ワイモバイルが29.1Mbps 、mineo(docomo)が16.8Mbpsという順位となりました。
 
なお、通信速度は電波の状態、回線の混雑度、利用場所などの条件によって異なります。
 
2018年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査 MMD研究所

格安SIM契約者数は昨年9月末で1,000万人超え

格安SIMは、近年急速に普及しています。総務省によると、2017年9月末の時点で、格安SIMの契約数が初めて1,000万人を突破しています。
 
2月に価格.comが公開した満足度ランキングの格安SIM部門では、1位はLINE MOBILE、2位がmineo、3位がUQ mobileとなっています。
 
最近は、格安SIM26種のリアルタイムの通信速度を把握できるWebアプリも公開されています。

 
 
Source:MMD研究所
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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