Apple WatchなどAppleのウェアラブル製品は1兆円ビジネス

Apple Watchなど、Appleのウェアラブル製品の事業規模が、経済誌Fortuneが発表する米企業の収入ランキング「Fortune 500」の上位300社に相当する規模になりつつある、とAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が明かしました。
米企業の売上トップ300と同等の規模
Appleが現地時間2月13日に開催した株主総会で、クックCEOは「ウェアラブルという言葉はあまり好きではない」と述べながらも、Apple Watchのほか、AirPodsやBeats製品を含むウェアラブル製品の事業規模が、Fortune 300企業の規模に近づいてきている、と述べました。
Tim Cook just said he's not a big fan of the word "wearables" but he brings it up on every earnings call ? Says its approaching the size of a Fortune 300 company
— kif (@kifleswing) 2018年2月13日
なお、2017年版の「Fortune 500」に初のランク入りで300位になった、世界第2位のアルミニウム製造企業であるAlcoaの収入は、約93億1,800万ドル(約1兆円)です。
2017年にスイスの腕時計業界を抜いたApple Watch
Appleは業績発表において、Apple WatchやAirPodsを「その他」に分類しており、具体的な販売台数を明かしていません。
しかし、Appleが現地時間2月1日に発表した四半期決算発表で、2017年10月〜12月の期間、Apple Watchが四半期としては過去最高の売り上げを記録し、特にApple Watch Series 3が好調だった、と発表しています。
販売好調なApple Watchの効果で、Appleの「その他」部門はiPhoneに次ぐ売上伸び率を記録しました。
また、2017年第4四半期のApple Watch売上本数は、スイスの腕時計業界全体の出荷本数を上回った、と推計されています。
Source:AppleInsider, Fortune500
Photo: Alcoa
(hato)