車購入者のApple CarPlayやAndroid Autoへの関心高まる

車の購入を検討している人々にとって、Apple CarPlayが車種選定に影響する重要な機能のひとつとなりつつあることが、最新調査から明らかになりました。
「必須」「関心がある」はほぼ8割に
調査会社Strategy Analyticsが、米国、西欧諸国、中国において、Android Auto、Apple CarPlay、Baidu CarLifeに関心があるかどうか尋ねたところ、どの地域においても「必須」と回答した率が2割を超え、「関心がある」という回答と合わせると、地域・サービスの種類に関係なく、ほぼ8割にのぼりました。
CarPlayについては、米国では「必須」が23%ですが、西欧では29%、中国では36%に達しています。
こうしたシステムにまったく関心がないと答えた比率は最高でも21%で、CarPlayやAndroid Auto、Baidu CarLifeへの関心の高さが伺えます。
車載ナビメーカーには「悪い知らせ」
調査結果についてStrategy Analyticsは、消費者がいわゆる「カーインフォテインメント」としてCarPlayやAndroid Autoの導入を考えているしるしであり、車載ナビゲーションを売りたいメーカーには「悪い知らせ」だと述べています。
またお金を払ってでも導入したいという消費者がいるにも関わらず、CarPlayやAndroid Autoを標準機能として車に搭載するのは、「売上の機会をみすみす逃している」とも指摘しています。
調査は車とスマートフォンを所有し、Android Auto、Apple CarPlay、Baidu CarLifeを利用可能な地域に住む米国(1,503人)、西欧諸国(1,607人)、中国(2,003人)の消費者を対象に実施されたものです。
2015年から導入が始まったCarPlayは、現在200車種以上で利用可能となっています。
Source:Strategy Analytics via MacRumors
(lunatic)