ドコモ、「将来的にもガラケーを必ず販売し続ける」と強く約束、月額料金値引きも視野

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NTTドコモ(以下ドコモ)の吉沢和弘社長は7日、「将来的にもガラケーを必ず販売し続ける」とし、4G通信に対応する形でフィーチャーフォンを今後も展開し続ける考えを示しました。

今後も販売し続けていく

朝日新聞のインタビューに対し、ドコモの吉沢和弘社長は、「形と使い勝手が日本人になじんでおり」、需要は引き続き見込めるとして、今後も「ガラケー」を必ず販売し続けるとの考えを示しました。ただ、従来の通信方式のものは徐々に打ち切り、今後はAndroid OSベースで4G通信に対応した端末を、スマートフォンメーカーが作り続けられるように展開していくとのことです。
 
また、これ以上のスマートフォン料金の引き下げは難しいものの、「ガラケー」に関しては、月々の料金を「スマホより安い水準にする」ことも明らかにしました。

「ガラホ」になってもガラパゴスな弊害?

Androidベースの「ガラケー」、通称「ガラホ」と言えば、有名なところでは京セラがauから現在展開している「GRATINA 4G」が挙げられるでしょう。LINEや4G通信が使える一方、操作感は「ガラケー」そのものである点が売りです。使い勝手の良さを期待して、こういった「ガラホ」に買い換えるユーザーは高齢者を中心に多く見られます。
 
GRATINA 4G
 
ただその一方で、あくまでもAndroidベースであるだけでGoogle Playには非対応であることから、サードパーティ製アプリの新規インストールが出来ず、プリインストールされた専用アプリが不具合を起こすとどうしようもないという、ガラケーらしい弊害も指摘されています。
 
今年の4月、ようやく世帯普及割合でスマートフォンに抜かれるなど、まだまだ潜在的な需要は大きいガラケー市場ですが、どうやってキャリアがユーザーを掘り起こしていくのか要注目ですね。
 
 
Source:朝日新聞
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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