ソフトバンクと東京ガス、ガス消し忘れ見守りサービス用低消費電力LTE端末の実験開始

ソフトバンク、東京ガス

ソフトバンク、東京ガス
 
東京ガスとソフトバンクは10月11日、東京ガスの「ガスの消し忘れ見守りサービス」に、低消費電力LTE通信端末を活用した共同実証実験を、10月より開始すると発表しました。

スマートメーターへのLTE通信端末活用実験

通信端末というとスマートフォンやPC、タブレット端末などをイメージしますが、インターネットには人間が直接関与しない、さまざまな「モノ」も接続しており、これを「モノのインターネット(Internet of Things: IoT)」と呼んでいます。また機械どうしの通信は「Machine to Machine:M2M」といいます。
 
今回両社が発表したのは、まさにこのIoT、M2Mの機器間通信の実験です。東京ガスでは現在、加入者の携帯電話やパソコンから連絡を受けると、加入者宅のガススマートメーターと電話回線で通信し、消し忘れを確認したり、ガスを遮断したりするサービス「マイツーホー」を提供しています。

約500戸で半年間の実証実験

ソフトバンクはエイビットと共同で開発した低消費電力LTE通信端末と同社のネットワークをマイツーホーに活用、性能や有効性の検証を行います。LTE通信端末は電池駆動で10年以上稼働することが可能となる端末です。
 
実証実験は10月から2017年3月までの約6ヵ月間行い、対象地域は東京都内の約500戸です。両社によれば、ガススマートメーター用通信規格Uバス(従来の都市ガスメーターの通信仕様よりも通信速度を高速化し、パケット通信方式を採用した新しい通信インターフェース)を搭載した低消費電力LTE通信端末を使った実証実験は、日本で初めてとのことです。
 
 
Source:ソフトバンク,東京ガス
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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