ついにApple MusicでDJリミックス曲が視聴可能に!

    Apple Music

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    米ニュースサイトTechCrunchによると、Appleの定額制音楽聴き放題サービスApple Musicで、ユーザーが作成したリミックスが共有可能になったことがわかりました。
     
    これまでDJなどが作成した非公式のリミックスは、著作権上の問題で視聴ができませんでしたが、これからはApple Musicで楽しめるようになります。

    米Dubsetと提携し著作権上の問題をクリア

    Appleは今年3月に米Dubset Media Holdingsと提携し、Apple Musicでのリミックスの共有化に向けて動いていました。
     
    Dubsetは、リミックスを解析して曲の中で使われているトラックを識別するMixBankという独自の技術を保有しています。また、こうして抽出されたトラックについて、アーティスト、レーベル、パブリッシャーなどにロイヤリティを支払うサービスを提供しており、同社との提携で著作権上の問題をクリアできるようになると言われていました。
     
    Apple Musicでの視聴は、DJ Jazzy JeffによるAnderson .Paakのリミックスを皮切りに解禁されています。この場合は、リミックスのベースとなったAnderson .Paakの権利所有者がロイヤルティーを受け取ることになります。

    Spotifyも同様の変更、SoundCloudはピンチに

    Apple Music リミックス
    Apple Musicと同時に、先日日本でのサービス開始を発表したSpotifyも同様の変更をしたと伝えられています。音楽ストリーミングサービス大手では、これまではSoundCloudだけがユーザーによるリミックスの共有を許可していましたが、AppleとSpotifyでも可能になったことで差別化が難しくなってきました。
     
    ただし、今回はシングル曲のリミックスのみが対象となっており、複数の曲を掛け合わせたリミックスはまだ再生できない状況です。しかしDubsetはすでに対応を始めており、そう遠くないうちに可能になりそうです。
     
     
    Source:TechCrunch
    Photo:Apple
    (nanakaba.n)

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