Apple MusicでリミックスやDJミックスが聴ける~Dubsetと提携

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    Appleが米Dubset Media Holdingsとの提携を発表、これまで著作権上の理由からデジタル音楽配信サービスでは提供できなかったリミックスやDJミックスが、Apple Musicで楽しめるようになります。

    独自技術でリミックス内の楽曲を識別

    EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の人気が上昇し、ユーザーによるリミックスが普及する一方、難しくなっているのが著作権の問題です。
     
    Dubsetは「MixBank」と呼ばれる独自の技術によって、リミックスやDJミックスファイルを解析、ファイル内で用いられている音楽を識別し、レーベルとパブリッシャーにロイヤリティを支払っています。

    音楽業界に新たな収益の道をひらくと期待

    Dubsetのスティーブン・ホワイトCEOによれば、ひとつのミックスでも25~30曲を使っているのが一般的で、25~30のレーベル、2~10のパブリッシャーへのロイヤリティ支払いが発生するとのことです。Dubsetは現在、1万4,000以上のレーベルおよびパブリッシャーと提携しています。
     
    今回のApple MusicとDubsetの提携により、これまでデジタル音楽配信サービスでは提供されなかったリミックスやDJミックスが、Apple Musicで合法に聞くことが可能になります。またレーベル側やDJおよびリミクサーにとっても新たな収益の道がひらけることを意味します。
     
    ホワイトCEOはApple Musicを足掛かりに、世界に400以上ある音楽配信サービスと提携したいと語っています。
     
     
    Source:Billboard
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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