iPhone SEの売り上げが中国で絶好調!地元ベンダーは戦々恐々

    iPhone SE

    iPhone SE
     
    中華圏でのiPhone SEの売り上げが好調なため、これまでコストパフォーマンスの良さで注目を集めてきたHuaweiやXiaomiなどの地元ベンダーの業績が圧迫されているようです。

    苦境に立たされる中国ベンダー

    これまでアップルのiPhoneシリーズとは言えば、いかに人気があるとは言え、中華圏では高嶺の花のような存在でした。そのため中国ベンダーは、利益を度外視してデザインをiPhoneに似せコストパフォーマンスに優れるスマートフォンを市場に送り込むことで、高価格帯に属するiPhoneとのすみ分けに成功していたのが現状です。しかし、ニュースサイトDigiTimesによると、iPhone SEの登場はそんな勢力図すら塗り替えつつあるようです。
     
    中国ベンダー向けにスマートフォン用カメラのモジュールを手掛ける台湾のサプライヤーは、予想していた量の70~80%ほどしか出荷ができていないと語ります。原因は、iPhone SEがHuaweiやXiaomi、Vivo、Oppoといった国内ベンダーのシェアを圧迫しているからです。
     
    3,288元(約5万6,000円)というiPhone SEの価格は、これらベンダーの旗艦スマートフォンと比べ、決して安いものではないのにもかかわらず、予約の時点で中国では340万台を売り上げるなど、これまでiPhoneに手が出せなかったユーザーの掘り起こしにも成功していることが分かります。
     
    年明けには中国での景気減退が危惧され、ティム・クックCEOが「売り上げも厳しいものとなる」とのコメントを出しましたが、いざ蓋を開けてみれば相変わらず好調なアップルの様子がうかがえますね。
     
     
    Source:DigiTimes,BGR
    (kihachi)

     
     

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次