「Get a Mac」キャンペーンのMac役の男性がPCのマーケティングに加担

snapdragon

「Hello, I’m a Mac」の導入に対して、「And I’m a PC」と答えるところから始まる、2006年〜2009年にかけて展開されていたAppleのテレビCMキャンペーン『Get a Mac』にMac役として出演していたジャスティン・ロング氏が、Qualcommのイベントに短いクリップで登場し、PCのマーケティングに加担したことが話題になっています。

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Macからの乗り換えを検討中?

MacとPCを擬人化したテレビCMシリーズ『Get a Mac』は、Mac役のロング氏が、話し相手のPC役の男性よりも常にスマートにあらゆる物事に対処する様子がコミカルと評判を集めていましたが、同氏がついにPC側のマーケティングに加担したと注目を集めています。

台湾で開催されたComputex 2024のSnapdragon(Qualcomm製のチップブランド)のイベント枠で、アメリカの典型的な家が舞台のクリップの再生が始まります。中では、Mac役として見慣れたロング氏がMacを触っていますが、あまりの通知の多さに困惑してしまっています。

ロング氏は、検索エンジンで「Snapdradonで動作するPCはどこで買える?」と調べているところ、視聴者の視線に気づき、言い訳するという内容になっています。

Snapdragon X EliteチップはCopilot+パソコンに搭載

今回のイベントはQualcommのSnapdragon X Eliteチップを紹介するのが主な目的の一つですが、同チップはMicrosoftが発表した人工知能(AI)を標準搭載したPCシリーズ「Copilot+」に搭載されています。

MicrosoftはCopilot+パソコンのモデルの1つである新型Surface Proを特にMacBook Airと比較しその優位性を主張しており、PC陣営がノートパソコンにおいてAppleとの本格的な戦いを挑み始めているようです。

ロング氏はHuaweiのCMにも出演経験あり

俳優のロング氏がAppleを裏切ったのはこれが初めてではなく、以前中国ブランドHuaweiのCMに出演したこともあります。

俳優業ならばスポンサー企業のオファーに応じて自由に身の振り方を決められるはずですが、ロング氏にはあまりにもMac役のイメージが強くつきすぎているため、一部のAppleファンから批判が集まっても不思議ではないと言えます。

Source: The Verge

Photo: Snapdragon/YouTube

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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